レンタルサーバの選び方(2)

Word Pressでブログを公開する場合、レンタルサーバを使うことになると思います。
今回は各社で提供しているレンタルサーバのスペック比較。

比較のベースライン

ブログをレンタルサーバで始めるにあたって、必要になるのはドメイン名の契約とレンタルサーバ、それからWordPressのインストールでしょう。この３つは必須。
(もちろん、フリーのブログサービスを使う手もありますが）

ここでは下記モデルで各社の比較をしてみます。使い心地は使っていないので書けませんが、２つ３つに絞ってユーザの評判を聞くといいでしょう。

(1) ブログを始めたばかりのユーザ向け
とにかくコストをかけない。コンテンツはまだ十分ではない。ストレージは10GB程度としましょう。
ただ、将来ストレージを増やす、CPUコアを増やせるよう、上位サービスにアップグレードできるかは要確認。

(2) そこそこブログが軌道に乗り、コンテンツが増えてきたユーザ
開始から数年たち、ストレージに200GB程度欲しいとしましょう。
画像が多くなってストレージを圧迫してきたら、レンタルサーバを引っ越すのもいい手です。
特に転送量に制限があるプロバイダの場合は、アクセスが多い人気ブログにとってはつながらないという大問題になります。
いまはSSDを使っていないレンタルサーバはまずないと思いますが、古い契約なら見直すチャンス。

月額料金が安いプロバイダを選定します。

各社の比較

各プロバイダの紹介

リトルサーバー

月額150円から(1年契約の場合)と敷居の低いプランが魅力。このプランでもMySQLを3つ持てるので、ドメインを３つ、つまりブログを３つ構成可能。ただしストレージは20GBなのですぐいっぱいになりそう。
ミニプランは対応していないが、1つ上のワードプラン以上はhttp/2にも対応。
無料お試し期間が20日使えるので、試してみるのもよいでしょう。

カラフルボックス

3年契約で528円/月と安価ながら、SSD150GB、MySQLは無制限なのでいくつもブログを立てられる。
ただし最低レベルのプランのBOX1はCPUが1コアなので複数個のブログ運営は難しそう。複数のブログ前提であれば1つ上のBOX2(726円/月)が4コア、ストレージは300GBが良いかも。
セキュリティ面がしっかりしているようで、WAF、IPS、IDSをそろえているのは魅力。侵入に対する防御がそろっている。もちろんウィルススキャンもあり。
多くのバックアップは同じデータセンタ内に取られているので、大災害時にはデータは消失してしまう。その点カラフルボックスのバックアップは東日本、西日本の間で過去14日分を自動で採取。大災害があってもブログは守られます。個人よりは企業のWEBサイトに魅力的と思います。お試し30日間は素晴らしい。

JETBOY

他社と異なり、レンタルサーバとクラウドを融合したタイプ。規模に合わせてCPUやメモリをスケールアップできます。HTTPサーバがLiteSpeedで、とにかく速いという売り。確かにWEBページの表示はとても速い。Apacheの3倍以上というから、うらやましい。
最低限のミニSSDプランが月額500円（年契約の場合）とお手軽なのもいい。この価格で5万PV/月のアクセスを想定しているそうなので安くブログを運営したい人にはいいでしょう。

Conoha Wing

大手のGMOが提供。GMOはグループ会社もいくつか提供しているのでややこしいですが、このプランはコストはそんなに安くないけど、SSDが300GB、6コア8GBとここで紹介する中では一番強力なスペック。
この価格で独自ドメインが2つセットされているのでお得だ。自分が使うものでは年間1,000~2,000円程度なので、サーバ代は600円前後になる。カラフルボックスやJETBOYと大差ないのにSSD容量が多いことが魅力。

参考になれば幸いです。