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今年の流行語大賞にもはいった「あつ森」ことあつまれどうぶつの森。
そのあつ森を企業が利用するようになって久しいが、
任天堂が改めて利用についての注意を明示した。
任天堂スイッチについてのまとめはこちら。
詳細は下記公式サイトを見ていただきたい。
ポイントは、任天堂がこのゲームについて、楽しみにしている人の邪魔をしないように
企業に注意喚起したという事だろう。
任天堂は、本ソフトの利用が、お客様が大切にされているコミュニティに影響を与えたり、傷つけたりする可能性があると判断した場合や、このお知らせの内容に従ったものでない場合は、該当する行為や任天堂の著作物の取り扱いをお控えいただくようお願いしたり、将来的な本ソフトの利用禁止などの適切な措置をとったりすることがあります。予めご了承ください。
そのうえで下記を問題ないとしている。
・ご自身が作成したマイデザインやご自身の夢番地を、他のお客様に提供すること。
・他のお客様をご自身の島に招待すること。
・上記の目的のために、本ソフトのスクリーンショットや映像を、適切なウェブサイトや共有サイトにアップロードすること。
企業の営利活動のために島を豊かにして、デザインをし、他のユーザに提供することを規制しないという事だ。
また、下記はしないようにと明示している。
・お子様にふさわしくない表現など、全年齢向けでない表現を行うこと。
・他のお客様の迷惑になることや、暴力的、差別的など他のお客様を傷つける恐れのある表現、政治的な主張を含む表現を行うこと。
・本ソフトの内容を誤解させる行為や、事実と異なる内容が含まれる行為（事実に反して任天堂から個別の許諾を取得したと表明することなどを含む）。
・他のお客様をゲーム外の行動に誘導するなどの本ソフトを利用したマーケティング行為（商品購入サイトへの誘導、クーポンの配布、景品の提供、懸賞の実施、SNSアカウントのフォローなどの要求、他のお客様の情報の取得、その他勧誘行為などを含む）。
・本ソフトに関連して金銭的な利益を得ること（有償でのマイデザインの提供や、広告掲載による収益の受領などを含む）。
最初のものは常に任天堂の企業としての行動原理と思う。つまり子供に負担をかける、
いやな思いをさせるようなことはしないのが任天堂のポリシーだ。
そこから、ニンテンドーオンラインは非常に安価に設定したと以前の記事で読んだことがある。
任天堂
出典：任天堂WEBサイト
さらにマーケティング行為や有償販売の禁止という、ここで客引きするなよ、商売するなよと明示している。
単に、企業のイメージから島を作ってユーザに楽しんでもらうのは良し、でもそこから別のサイトに行って
なにか買ってもらうとか、デザインしたものの販売はだめよ、と。
販売がOKになったらフォートナイトのスキンのようにほしくなるようなものが多数出る半面、
先の禁止行為の先頭にあったように子供への影響を避けられないだろう。
小遣いが少ない子供が買えなくて悔しい思いをする。そういう事態は任天堂は避けたいのであろう。
任天堂は明治22年の創業。歴史ある企業で120年も続く企業は日本でも数少ない。
企業が活動を続けられるのは、創業者の理念、DNAが今も受け継がれ、市場で受け入れられているのであろう。
任天堂の企業姿勢はブレがないことに感心している。
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