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年末から使い始めているLogicool製のトラックボール、M575の使い勝手が良い。
良いのだが最近調子が悪くなって分解した話。
マウス、トラックボールのまとめはこちら。
昨年末にレビューしているので下記記事を参照。
マウスなら例えば50cm × 50cmのエリアが必要になり、遠くの場所、例えばマルチディスプレイで端から端に移動するような場合は足りないので、端まで行ったらマウスを持ち上げてもう一度行けるところまでマウスを動かす、ってことを繰り返す。
これはマウスの仕組みが変わって、ボールから光センサに変わった今でも同じだ。
このため机に広いエリアがないとマウス操作は厳しい。
一方でトラックボールはマウスを逆さにした形状で、マウスを動かす代わりにボールをコロコロ動かしてポインタを操作する。マウスと異なってトラックボールは動かさないのでスペースが設置面積だけでよい。慣れるとこちらのほうが手を動かす量が減るのでいい。
そのM575が最近調子が悪い。
症状は、ポインタの動きが思うとおりに行かないことだ。左に行こうとコロコロボールを転がしても、なぜかピタッと動かない。その逆方向はいくらでも行くのに。
試しに電池を交換した。確かに電池は半年使ったので減っていたが、ちょっと違う気がする。
ははあん、あれか。
若い諸兄は知らないかもしれないが、年配の諸兄は知っていると思う。Windows95の頃まではマウスといれば光るものではなく、底面にボールが入っていた。
ボールをマウス内のセンサで移動距離を読み取り、その結果ポインタが動いていた。
原始的な方法ではあるが、LED方式のマウス、赤外線方式のマウスが出るまではこれしかなかった。Macだってボールだった。
なぜ、現代にボールマウスが残っていないかというと、ボールマウスには最大の欠点があったからだ。
そう、たまに掃除しないといけない。
なぜかというと、マウスを転がすエリアにほこりやごみがあるとそれをくっつけて巻き込んでしまうので、センサ付近に綿埃などがたまってしまう。これがたまるとボールが転がりにくくなったり、うまく読み取ってくれなくなるのだ。
トラックボールはそのボール式のマウスを逆さにした形状なのだが、事情は同じ。ボールに付着しほこりを内部のセンサ付近にためてしまって、このような動きになっているのだろう。
何年ぶりのボール掃除かな。うまくできるかな。なんて思いつつ、いざ分解を開始。
ボールを取り出すところまで分解しないといけない。はて、どうやって分解する?
裏にはゴムが5か所ある。このゴムが怪しい。5つともはがしてみると、両面テープで固定されており、その下には予想通りねじが収まっていた。5つともねじを外す。メガネなどで使う精密ドライバで外れた。
固い。ねじを外すだけでは容易に外れない構造のようだ。
マイナスドライバを隙間に突っ込んで壊さないように慎重に幅を広げると外れた。
矢印の先にあるように、ほこりがたまっている。開いているところから見た限りはなかったのだけどなぁ。
ボールの部分をさらに見る。これだけたまっていれば引っかかったりするわな。
ボールをどける。ボール自身は傷もなく汚れもない。しかしボールを受けるカップにはセンサらしき箇所にほこりがたまっていた。
ほこりなので指でチョチョイとどけて、ボールを戻し上下を合わせ、ねじを締めてゴムを貼り付けた。
快適、快適。
最近はうまく動かないことがあって電池が弱くなったのかと思っていた。電池を交換しても相変わらずの調子の悪さだったので分解、掃除をしたらまあ。初めて使った頃のように、ポインタを進めたいところに自由に移動できて、ピタッと止まる。いいねぇ。
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使い始めて半年になるが、手首を固定して親指でボールをコロコロ動かし、人差し指で左ボタンとブラウザの進む、戻るボタン、中指でホイールと右ボタンを使っている。
キーボードを使うとき以外はこのトラックボールを覆うように右手をおいて操作するだけなので、手首の腱鞘炎の心配はなさそうだし、なによりあのマウスを持ち上げて延々とポインタを運ぶ操作がいらない。マウスを持ち上げる代わりにボールを転がす→指を離して元の位置に戻る→また転がす、を繰り返せばマルチディスプレイの端から端までも楽に移動できる。もう1本右手があって、キーボードとM575の間を行ったり来たりしなくて済むようになれば、もっと作業効率が上がるのになと思ったりもする。
毎月開催されるamazonのタイムセール祭りにたまに割引されて出ているのを見かける。
安く買えるチャンスもあるので、マウスのスペースに困っている人は一度チャレンジしてみては。
追記2023年5月5日
分解しなくてもセンサの掃除ができる。
詳しくはこちら
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