IrvineのもっとPC自作日記
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【脱VMware】高コストになったVMwareから脱出するソリューション NTTデータが提供開始

 

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【脱VMware】高コストになったVMwareから脱出するソリューション NTTデータが提供開始

かつてはオンプレミスの仮想化環境といえばVwareのソリューション一択だった。それがサブスク化により崩壊し、各社が脱VMwareを模索してきた。
最近は数社がソリューション提供を始めているが、NTTデータからもKVMベースのソリューションが発表されている。

IT業界に関するニュースのまとめはこちら。

  

NTTデータの発表

NTTデータは脱VMwareソリューションである、新たな仮想化基盤を提供開始した。

NTTデータ 脱VMwareソリューション 2508

NTTデータ 脱VMwareソリューション 2508 出典:NTTデータ

発表によれば、OSSのKVMを利用した仮想化基盤を管理するサービスを提供開始している。Prossione Virtualization 1.0という名称だ。
KVM自体はそんなに手を入れるところはなさそうだが、官吏面はVMwareと比べてかなり貧弱に見える。
このため、各社が提供するKVMベースの仮想化基盤はまず管理機能をテコ入れしているようだ。
NTTデータも同様に管理機能を強化している。引用する。

複数のホストサーバー上に配置されている仮想マシンの状態を一覧で表示する機能、仮想マシンを起動した状態で別のホストサーバーに移動させるライブマイグレーション機能などを提供します。

KVMでは貧弱と思われる機能だ。

今後のエンハンス

2026年春頃には仮想マシンの高可用性を実現する機能や他の仮想化基盤からの移行を支援する機能をリリース予定です。

高可用性というと、VMware製品ではvSphere FTソリューションだろうか。パケットレベルで冗長化を実現する機能は、要求するスペックが高いが絶対止められない用途で使うには頼もしい存在だ。
現在のKVMやほかの仮想化基盤ソリューションではこの点が薄いのだが、NTTデータはここをテコ入れして、完全にVMwareから移行を目指すのだろう。

年間ライセンスが90万円/台という価格は、vSphereよりは安いが、決して安いといえるものではない。ただし上記のようにエンハンスを考えているのでその開発費の回収が必要と考えれば妥当なところか。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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