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【Sakana.ai】CUDAを爆速にするAI CUDA Engineer発表 しかし。。。

 

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【Sakana.ai】CUDAを爆速にするAI CUDA Engineer発表 しかし。。。

AIに興味を持つ人なら、Sakana.aiという名前を聞いたことがあるだろう。
この会社が画期的な技術を作ったと発表したがすぐさま虚偽であるという指摘があった。どっちが正しいのだろうか。

AIについてのまとめはこちら。

  

AI CUDA Engineer 発表

Sakana.ai。名前から日本の会社かなと思っていたが、東京にあるもののWEBは英語で書かれている。最近多額の資金調達をしたというニュースを見たことがある、よくあるAIの会社と思っていた。

この会社が先日、NVidiaのGPUを使う際のAIプログラム用ドライバであるCUDAにおいて、速度を最大150倍にする画期的な技術を発表した。
AI CUDA Engineerだ。

AI CUDA Engineer Sakana.ai

AI CUDA Engineer 出典:Sakana.ai

引用する。

The AI CUDA Engineer is able to generate CUDA Kernels with speedups of 10—100x over common PyTorch operations. Our framework is also able to produce highly optimized CUDA Kernels that are much faster than existing CUDA Kernels that are already commonly used in production (up to 5x speedups).

いつの間にか最大100倍に値下げされてしまったようだが、それでも画期的な技術だ。これならリアルタイムで動画生成をPCでもできそうだ。

反論の登場

Sakana.aiが発表した技術をどう使うかはまたそのうち考えようと思っていたのだが、これに関して別のニュースが来た。

AI CUDA Engineer Sakana.ai

AI CUDA Engineer 出典:WirelessWire News

記事には、OpenAIのエンジニアの投稿が引用されて書かれている。

要旨は、Sakana.aiの150倍速いという発表はバグで、実際は3倍遅いということだ。
CUDAコードをo3-mini-highを使って検証したそうだ。AIでプログラムを生成することが使われているが、検証でも使われている。AIの学習量次第なので自分の周囲ではやっている人はまだいないが、o3-mini-highならそのくらいの実力があるということなのだろう。
AIによりコードを修正させたら3倍遅いものになったそうだ。

AIバブル崩壊の始まりか?

昨年初冬にNVidiaの株価が異常に上がってAIバブルになった。その高い株価は波及し、半導体メーカ、PCメーカなど関連するメーカは同様に上げた。
途中で何度か下げるような暴落もあったし、Deep Seekショックでも下げた。しかし一貫してNVidiaの将来性は明るい。
金が集まる業種には金目当てで集まってくる人もいる。Sakana.aiがどうなのかはわからないが、過去の研究成果について先の記事ではジョークと書かれている。

引用すると、

しかし、昨年春頃から、あまりよくない噂を聞くようになった。
「あれは魚ではなくて釣りでは?」という話をシリコンバレーの友人たちからちらほら聞くようになってきた。

1年前から悪いうわさはあったようだ。

本件について、Sakana.aiの反論は今のところ何も書かれていない。上記のようにいつの間にか最大100倍に変わっているようだから適宜見直しはしているのだろうが。

自分にはこの背反する2つの記事のどちらが正しいか(あるいはどちらも間違っているか)は判断できない。まずはSakana.aiには反論に十分な他社が行える検証方法を提示してほしい。
それが出てこない限りは信用がどんどんなくなっていくように思える。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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