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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが8.9/9.3 正式版を提供開始

 

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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが8.9/9.3 正式版を提供開始
 

CentOS8の後継の一つ、Alma Linuxから次のバージョンである8.9と9.3が正式提供、GAしたと公表されている。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。

  

Alma Linuxのアップデート

前回の8.9Betaリリース開始時の記事はこちら。

前回の9.3Betaリリース開始時の記事はこちら。

本家RHELでは9.x系同様に8.x系でも半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
5月の8.8のリリースから半年たったので、予定通り8.9と9.3がやってきた。本家RHELは8.9は11月14日、9.3は11月7日にGAしている。
ブラックフライデーセールを追っていたらいつの間にかGAしていた。

GAの公表

下記のようにAlma Linuxがアナウンスしている。

Alma Linux 8.9 GA

Alma Linux 8.9 GA 出典:ALma LLInux 以下同じ

8.9 GAの公表はこちら

Alma Linux 9.3 GA

Alma Linux 9.3 GA

9.3 GAの公表はこちら

対応するアーキテクチャは、x86_64,aarch64,ppc64le, s390xとのこと。8.8や9.3と同じだ。

新機能

基本的にベータ版と同じなので省略。
8.9 リリースノートはこちら
9.3 リリースノートはこちら

注意点

前バージョンの8.8までと異なり、Alma LinuxはソースコードレベルでRHELの完全互換ではなくなっている。これはRedHatのソースコード開示の方針変更により、いわゆるクローンOSをライセンス違反なしで作ることが困難になったためだ。
Alma Linuxはソースコード互換を捨て、アプリケーションレベルでの互換性維持を目指している。
このため、良かれと思ってバグを解決するコードをAlma Linuxが盛り込んでも、RedHatはそれをまだ実施してない、という意味でのソースコード不一致の可能性がある。
RedHatの方針変更によるいざこざについての結論は下記記事を参照。

まとめ

8.x系を使う人はyumやdnfで更新することが可能だ。従い新規にインストールする必要はない。
7.x系を使う人は、パッケージのサポートを理由に8.xに移る必要があれば、移行先の候補になるだろう。しかし9.xへの移行を考えたほうが長期間使えるだろう。

ダウンロードはここから。

ARM64などほかのアーキテクチャ用はこちらで見て。

東京でイベント開催

なんと、東京でAlma Linux Dayを開催するという。

AlmaLinux Day Tokyo 231209

AlmaLinux Day Tokyo 231209

12月9日、飯田橋で開催されるそうだ。興味のある人は参加してみては。
詳細はこちら

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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