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CentOS8の後継の一つ、Alma LinuxがWSL、Windows Subsystem for Linuxで利用できるようになった。インストール方法を紹介。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
WSLは、Windows内にLinuxを搭載するシステムプログラムだ。それまでは Linuxもどきコマンドをインストールして無理やりWindowsで使うようなことしかできなかったが、ファイルシステムが異なるためうまく動作しないことがあった。
WSLではWindowsの中にLinuxシステムを仮想マシンで構成し、その中でLinuxが動く。このためLinuxソフトは問題なく動く。
自分が試したAI関連のソフトではWindowsのPythonでは動かないものが、WSLでは動くというものがあった。
自分はHyper-Vで仮想マシンを作っているけど、Hyper-V上の仮想マシンではGPUにアクセスすることが難しく(クライアントOSでは無理だがサーバOSなら設定すれができるようだが)、その場合の手段としてWSLを使えばいい。WSLならPCはWinndowsのままLinuxも併用できるということだ。
WSLは初期はUbuntuのみインストールできた。本来WSLはいろいろなOSを搭載する手段なのだがそれに合う方法をUbuntuしか提供していなかった。それが最近提供方式が変わり、CentOS系のOSもインストール可能になった。
Alma Linuxも対応可能になった。
では、早速使えるようにしていこう。


Alma Linux wsl インストール
WSLを使っていない人はまず下のコマンドでWSLを使えるようにする。
wsl --install --no-distribution
以下のコマンドで、目的のOSを探す。
wsl --list --online
以下のような表示がされる。


wsl list 結果
Alma Linuxでは8と9、他にはDebian、SUSE、Oracle Linuxがある。Rocky Linuxはないのだな。
以下のコマンドでインストールする。
wsl --install AlmaLinux-9
以下のコマンドにより起動する。
wsl -d AlmaLinux-9
1つしかインストールしていなければ、wsl のみでいい。
詳細はこちら。
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