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AMD Ryzen 7000シリーズが発表 $299から9月発売

 

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AMD Ryzen 7000シリーズが発表 $299から9月発売

AMDのPC向けCPUであるRyzenシリーズの新作、Ryzen 7000シリーズが発表された。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。

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この記事のポイント

  • AMDが予告通りRyzen 7000シリーズを発表
  • ローエンドのRyzen5 7600Xでもイングルスレッド性能はインテル Core i9 12900Kを凌駕
  • 安くて高性能は毎度のうたい文句。インテル第13世代の発表待ちか

 

Ryzen 7000の発表

予告通りオンラインイベントで開催された。オンラインのみと思っていたが、リアルイベントの中継だったようだ。動画に観客が見える。
USはもうアフターコロナになっている、ということか。

AMDのホームページに詳細情報がアップされているので、そこを引用しながらまとめる。

AMD Ryzen7000 発表

AMD Ryzen7000 発表 出典:AMD 以下同じ

発表会の動画はこちら。

特徴

Ryzen 7000の特徴は下記に尽きる。

  • ZEN4アーキテクチャ
    Ryzen5000シリーズのZEN3アーキテクチャを改良した
  • 5nmプロセス
    CPUの製造プロセスが5nmに進化。低電力、低発熱を期待できる
  • ソケットAM5
    新たなソケットの規格に変わる
  • PCI/e 5.0
    インテルはまだ4.0だが一気に5.0に進む。主にグラボとストレージの速度に貢献する
  • DDR5
    メモリはインテルに追いついた。高スピードで一層高速になる

1つずつ見ていく。

1 Zen4アーキテクチャ

ZEN3と比べてIPCは13%向上、最大周波数は5.7GHzと飛躍し、この組み合わせでシングルスレッドの性能は29%向上する。

AMD Ryzen7000 性能比較

AMD Ryzen7000 性能比較

下図は旧製品の5000シリーズとゲームで比較したものだ。5600Xと7600Xは6コア12スレッドの同格のもので、ミッドレンジ製品だ。それでも平均30%程度の工場が見られる。もちろんゲームにより特性があり得意不得意があるが。

AMD Ryzen7000 ゲーム比較

AMD Ryzen7000 ゲーム比較

ベンチマークか何かわからないが、22種のデスクトップワークロード(表計算やストレージなどの操作が22種ということと思う)の平均で13%向上している。ZEN4のIPC向上の要因は1番がフロントエンド、2番がロード/ストアということだ。地道な改良の積み重ねだな。

AMD Ryzen7000 性能

AMD Ryzen7000 性能

2 5nmプロセス

プロセスの微細化により電力消費の削減とそれによる発熱の低減の効果がある。5nmはインテルもまだやってない。AMDが一歩先んじている。

3 ソケットAM5

従来のソケットAM4は長年互換性を提供してきてくれたが、それゆえ技術革新が難しくなる原因でもあった。
今回は一新して、ソケットはAM5に変わる。

AMD Ryzen7000 発表

AMD Ryzen7000 発表

4 PCI/e 5.0

グラフィックカードとストレージ向けにPCI/e 5.0が提供される。現状はほかのデバイスはない。
グラフィックカードもPCI/e5.0対応はまだ聞かないのでAMDの新製品が最初になるのだろうか。
出始めは効果と思うので当分はハイエンド向けだろう。

5 DDR5

インテルはすでに提供している。DDR5は当然の変化だ。
メモリのアクセススピードが向上することでPC全体の速度が向上する。今は高価なDDR5メモリだが、すぐに普及していくだろう。

AMD Ryzen7000 メモリ

AMD Ryzen7000 メモリ

ラインナップ

今回発表されたCPUは4種。

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

各CPUの詳細は下図の通り。

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

チップセット、マザーボード

CPUが4つに対してチップセットも4つある。

AMD Ryzen7000 チップセットラインナップ

AMD Ryzen7000 チップセットラインナップ

  • X670E
    デュアルチャンネルDDR5、AMD EXPO、PCI/e 5.0(グラフィック、ストレージ)
  • X670
    デュアルチャンネルDDR5、AMD EXPO、PCI/e 5.0(ストレージ)
  • B650E
    DDR5、AMD EXPO、PCI/e 5.0(ストレージ)
  • B650
    DDR5、AMD EXPO、PCI/e 5.0(ストレージ。オプション)
AMD Ryzen7000 チップセットラインナップ

AMD Ryzen7000 チップセットラインナップ

AMD EXPOとは新たなオーバクロック技術の略称だ。

AMD Ryzen7000 EXPO

AMD Ryzen7000 EXPO

AMD Ryzen7000 EXPO

AMD Ryzen7000 EXPO

あわせて、AMDのホームページでは各社のマザーボードを紹介している。
AMD Ryzen7000 マザーボードラインナップ

AMD Ryzen7000 マザーボードラインナップ

インテルとの比較

当然だが競合のインテルCPUとの性能差が気になる。どうだろうか。
プレゼンではいくつかの静止画、動画が表示されていた。動画は特に滑らかな動きをRyzen7000はできるようだ。もちろんいろいろな条件が同一かどうかはプレゼンではわからない。販売開始後の人柱のレビューを待とう。

AMD Ryzen7000 デモ比較

AMD Ryzen7000 デモ比較

下図ではCore i9 12900KとRyzen9 7950Xの比較をしている。左のレンダリング性能が62%、右のワット当たり性能は47%向上しているという。

AMD Ryzen7000 性能比較

AMD Ryzen7000 性能比較

Geekbench5.4でのシングルスレッド性能の比較だ。Core i9 12900KはローエンドのRyzen5 7600Xにさえ負けている。価格は2~3倍もするのに。

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

またF1 2022というゲームでのベンチマークだろうか、Core i9 12900Kと比べてRyzen5 7600Xでさえ11%向上している。

AMD Ryzen7000 ゲーム比較

AMD Ryzen7000 ゲーム比較

他のゲームの比較でも悪くて同じ、大きいものは17%も向上している。
AMD Ryzen7000 ゲーム比較

AMD Ryzen7000 ゲーム比較

価格

4つのCPUの価格は下からそれぞれ$299、$399、$549、$699だ。円安の今は1$=140円くらいで考えないといけないだろうか。
一番下の7600Xが4万円前後、一番上の7950Xが10万円弱だろうかな。もっと円高になってほしいものだ。

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

AMD Ryzen7000 モデルラインナップ

感想

今回もインテルより構成ので安い、をアピールしている。本当にそうなのかは発売後のレビューでわかる。
一方でRyzen固有の問題としてメモリの相性など問題がインテルより多い印象だ。7000シリーズが改良しているとよいが。
現在最新のインテル第12世代と比べたら間違いなくRyzen7000なのだが、すでに第13世代が近づいている。
総合的には第13世代のレビューが出てからどっちのCPUにするか決めたほうが良いだろう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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