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AMDのAI用途の新しいCPUであるRyzen 8040シリーズが発表された。
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AMDがイベントにて発表した。
Ryzen 8040はRyzen 7040のリファイン版で、AI向けプロセッサであるNPUをダイに備えている。
従来製品の1.6倍のAI処理性能を持ち、PCでの機械学習モデルの提供を容易にする。
Ryzen 8040シリーズは2024年Q1からPCメーカの製品で提供される。
ベースはRyzen 7000シリーズのCPUなのでPCの各種用途には問題ない。
性能は、例えばRyzen 8945HSプロセッサは、ビデオ編集が64%、3Dレンダリングが37%競合製品よりも高速である。ゲームは最大77%高速になるという。
型番、TDPからするとノートPC用のプロセッサのようだ。つまりノートPCではGPUを後付けで搭載ができないので、CPU内蔵でNPUを提供し、ノートPCでもデスクトップPC並みのAI性能を提供することが目的のようだ。
AI,機械学習といっても生成AIだけではない。スマホのように背景ぼかしや、カメラに対する視線追跡、さらに音声のノイズ キャンセリングを提供できる。このような用途にAI性能を使うことで、PCをさらにクリエイティブに利用できる。
計算量が多いAI処理を低電力のNPUにオフロードすることで高電力のCPUをアイドル状態にでき、これによりバッテリ性能を向上できる。
価格差が気になるが、数年後にはNPU搭載はスマホもそうだろうし、PCもそうなるだろう。気軽に安価なノートPCでAIソフトの開発ができるようになるのかな。楽しみだ。
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