Android12 Developer Preview2が公開
最終更新:2021年5月27日
投稿:2021年3月28日
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我が家にはまだAndroid11を使える端末がないが、一方で次期Android OSのバージョン12が確実に作られている。先ほど開発者向けのプレビュー2が公開された。
Androidについてのまとめはこちら。
特徴
Android12の最初の開発者向けのプレビューは2月に公開された。今回はそのバージョンアップだ。androidも最近は小変更が多く、改良という側面が強い。そんな中でも特徴を列挙する。
Android12 Preview
なお、開発者向けのサイトは日本語で書かれているので興味がある方はどうぞ。
動作の変更
下記はすべてのアプリに影響があるそうだ。
- ジェスチャーナビゲーションの没入モードの改善
ゲームなどで全画面表示するときにジェスチャーによりゲームが停止してしまう事を回避するためのようだ。
- フォアグラウンドサービス通知の遅延
短時間で終了するフォアグラウンドサービスの通知表示を無くすことができる。いわゆる、「起動しています」「〇〇を確認しています」ってだけの表示だろうか。
- 信頼できないタッチイベントをブロック
オーバレイなどにより表示が重なっているときにはタッチイベントをアプリが使うことができない。システムがブロックする。
- アプリからシステムダイアログを閉じられなくなる
アプリが何らかのシステムダイアログ、例えばWiFiの設定画面をクローズしようとすると例外が発生するようになる。
- 非SDKインタフェースの制限
android12では継続利用できるかもしれないが、SDKとして正式ではないインタフェースの継続利用は将来のバージョンで禁止されるようだ。
新しい機能
- コンテンツ受信用Unified API
クリップボードなどから画像や動画を含むリッチコンテンツを受け取れるUnified APIが定義された。
容易にアプリにコピーしたコンテンツを取り込めるようになる。
- メディアのコード変換
HEVC,HDRの動画をAVC形式に自動変換できる。端末内は圧縮率の高いHEVCなどで格納し、再生時のプレイヤが新しいコーデックに対応していないとしてもこの機能でmpeg4などに変換されて再生できる。過渡的な機能と思うがないよりもあったほうがもちろんいい。
- AVIF画像のサポート
AV1画像フォーマットをサポートする。JPEGよりも同じサイズでも画質が向上する。おそらくJPEG特有のブロックノイズを低減できるという事だろう。
- オーディオからの触覚効果を生成
オーディオから得る情報から触覚フィードバックを生成する。具体的にはバイブレーションを使う。
PS5も触覚フィードバックを取り入れているが今回のものは以前からあるコントローラが震えて
臨場感を与えるレベルのものだろう。
- アニメーションGIF/WebPのサポート
Androidではこれらのフォーマットの最初の画像しかデコードできなかったがすべてのフレームを再生できるようになった。
提供時期
毎年のことだが、だいたい下記のスケジュールで進んでいる。
Android12 リリース計画
2月から4月までは開発者向けのプレビューで、8月までにベータ版がリリースされる。
その後秋に正式版が発表される。9月か、遅くても10月だろう。
提供端末
当面はGoogle謹製のPixe3,3XL,3a,3aXL,4,4XL,4a,4a 5G, 5で提供される。
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著者プロフィール
irvine
ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。