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7月19日夕方、いきなりのニュースで驚いた。Windowsを載せたPCでブルースクリーン表示になり再起動を繰り返すケースが発生。多数の業務に影響が出たようだ。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
その日も在宅勤務で朝から仕事をしていたのだが、夕方にニュースを聞くまでは普通に仕事をしていた。
途中でパッチ適用などをしていないから、ブルースクリーンになるようなものをOSに適用していないためと思われる。
なお、午前中はMicrosoft 365で障害があったらしいがこれも影響はなかった。
ニュースを聞いたときは7月の定期パッチ適用によるものなのかなあと思っていた。いつもパッチが出ても1週間以上は適用せず、様子を見てから適用している。
ニュースではUSで飛行機が発着できなくなったとか、日本でもJALの予約システムが使えずオンラインチェックインができなくなったとか。ユニバーサルスタジオジャパンの売店でレジを使えなくなったとか。
仕事が終わった後に自作メインPCのJisaku8を起動したが特に問題なし。しかし子供が自分のPCの様子がおかしいとは言っていた。
上述のように自分は7月のパッチを適用していないので、そのせいだろうと思っていた。適用しない限りは安全であり、パッチに問題があればマイクロソフトが配信を停止するだろうと考えている。実際に依然問題があるパッチが出た時に配信停止になった事例があった記憶がある。
しかし続報が続き、どうやら原因はパッチではなく、セキュリティソフトの更新によるものとの報道が相次いだ。
PC Watchの記事を引用する。
原因はCrowdStrikeが提供するセキュリティソリューションに含まれる「CrowdStrike Falcon Sensor」のアップデートと見られ、CrowdStrikeでは変更を巻き戻すとともに回避策を公開。セーフモードまたはWindows回復環境で起動し、特定のファイルを削除することで通常の状態に戻せるとしている。
初めて聞く名前だ。日本語のWEBページはあったが、該当の製品についての情報はなかった。おそらくウィルス、マルウェア暗線を防ぐ企業向けのソフトだ。
聞いたことはなくても今回の被害の範囲を考えるとまあまあ売れているソフトウェアなのだろう。
問題発生を受けて声明を公表している。
sensorがWindows Serverに入れるものか、Client側なのかわからないが、Server側なら大きい企業内の管理で使っているものだろう。SOHOや個人利用ならWindows Serverで管理しないだろうから今回あの影響はなさそうだ。
疑問が残るのは、この更新ファイルのリリース前にテストをしなかったのだろうか。世界的な規模で障害を起こしたということはよくある構成で発生したということだ。
その構成のテストをしないということは、単なる怠慢としか言えない。同社の今後の行く末は決まったかもしれない。
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