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【ドコモ】irumo終了により超安価なプランがなくなる 代替プランはあるか?

 

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【ドコモ】irumo終了により超安価なプランがなくなる 代替プランはあるか?
 

驚いた。このニュースを聞いて。ドコモの資金繰りなのか、あるいは需要がないのか。どっちにしても消費者の選択肢は狭まった。
NTTドコモは料金プランを6月から変えることを発表し、OCNモバイルONEの後継として提供していたirumoの500MBプランを終了する。
ドコモについてのまとめはこちら。

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ドコモの発表

ドコモは料金プランを変更する発表をした。子会社を併合する際に、旧OCNモバイルONEの受け皿として月500MBのデータ容量、月額550円のプランをirumoとして用意した。中容量はeximoがあり、その上は容量無制限のポイ活プランなどがある。
これによりサフプランドを持たない戦略のドコモは他社と相対するプランを完成させていた

ところが開始してわずか2年弱のirumoなのに、新規受付を終了し6月5日からは最低容量が4GBのドコモminiを提供するという。
最低容量が他社のMVNO並みなので、月額料金も高くなる。

今まであまりデータ通信をしない高齢者向けと位置づけて売ってきたと思うが、高齢者ももっとデータ容量が必要なのか、あるいはデータ通信ができないもっと安いプランに流れたか。
どちらなのか、あるいは他の理由なのかデータがないのでわからないが、おそらく需要が伸びないので維持する理由がないのだろう。バッサリとユーザーは切り捨てられる。

ドコモの新プラン

6月5日からは以下のプランのラインナップだ。

NTTドコモ 新料金プラン 2504

NTTドコモ 新料金プラン 2504 出典:NTTドコモ 以下同じ

ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20、ドコモ mini
この他にahamoがある。

一方で、eximo、eximo ポイ活、irumoは2025年6月4日で新規受付を停止する。

それぞれのプランの特徴は以下の通り。

プラン名 月額料金 割引最大適用後の
月額料金
データ容量 その他
ドコモ MAX 5,698円/6,798円/8,448円 2,398円/3,498円/5,148円 無制限 Amazon Prime 6か月無料
DAZN無料
ドコモ ポイ活 MAX 11,748円 8,448円 無制限 ドコモMAX+dポイントたまる
ポイントにより最大
5,000円相当割引
ドコモ ポイ活 20 7,898円/9,570円 4,818円/6,490円 20GB/無制限 段階プラン ポイントにより最大
2,500円相当割引
ドコモ mini 2,750円/3,850円 880円/1,980円 4GB/10GB

これらに対して、いろいろなドコモのサービス、例えばdカード、でんき、home 5Gをセットで利用すると、割引がある。
ドコモMAXの場合は以下のように割引になる。他はここを参照。

NTTドコモ 新料金プラン 2504

NTTドコモ 新料金プラン 2504

irumo代替のドコモminiの話に戻るが、最大の割引が適用されると4GBで月880円だ。この価格ならMVNO並みでまずまずの金額といえる。
しかし最大の割引のためには、dカード支払い、ドコモでんき、home 5Gを契約する必要がある。dカードはいいとして、他の2つは事情があって契約できない場合もあるし、home 5Gは固定回線の代わりであるから固定回線を引いているユーザは不要なものだ。しかしこれが1,210円と割引が一番大きい。home 5Gを契約しなかったら2,090円だ。
4GBで2,090円って、誰が契約するだろう。セット割ありきの料金体系であることに注意だ。

500MBプランのもう一つの使われ方

OCNモバイルONEの頃から500MBプランは月額料金が安いので、いわゆるMNP弾として使われることも多かったようだ。
MNP弾とは、MNPで契約すると端末を安く買える場合があるので、そのために仕込んでおく回線だ。

携帯電話各社がMNP弾については悩んでいると思う。
シェアを拡大するには他社からユーザを分捕るしかなく、そのためのMNP特典がエスカレーションされており、どの会社も辞めたいのに辞められない状況だ。
結局は、NNP弾もある程度容認している状況だ。

低料金のMVNOやpovoと同様にirumoも相当数のMNP弾のための回線があったと思う。料金改定で値上げをして、MNP弾を一掃することも狙いの一つだろう。

ユーザの移転先候補

MNP弾については自分は関知しないので考慮から除く。あくまでも500MBや、データ通信なしがいい人むけだ。

povo

MNOなら、povo一択だ。データ通信量を1GB未満で利用できるプランはそう多くない。

povoなら音声通話だけの運用も可能だ。(半年間有料のトッピング購入がないと停止になるので注意)ごく少量のデータ通信をしたい場合は副回線用の1GB/180日間のトッピングを購入するといいだろう。高齢者であれば、これよりも安いデータ用トッピングか、5分通話定額トッピングを購入すればよい。5分通話定額なら月550円で、自動更新される。
購入時だけ子供などだれかに支援してもらえれば、あとは高齢者だけで使うことが可能だろう。(クレジットカードが必要)

日本通信

MVNOならもう少し選択肢が広がる。
例えば日本通信。1GBのデータ量で月290円だ。irumoよりもデータ量が多くて安い。通話かけ放題のオプションもある。
ただし契約はWEB上だけなので、高齢者だけでは難しそうだ。

イオンモバイル

他にはイオンモバイル。高齢者なら店舗で相談できる方がいいだろうから、店舗があるイオンモバイルは良いと思う。
irumoと同条件で探すと、データ0.5GBで803円だ。irumoよりも高くなってしまうが、povoのように契約時のサポートは不要だ。(クレジットカードは必要)
詳細はイオンモバイルのページを参照。
イオンモバイル

まとめ

企業の都合があるのでぴったりなプランが突然なくなるのも仕方ない。
需要があれば、すかさず他社が同様のプランを出してくるだろう。でなければ、コストがかかるだけで、携帯電話会社にはうまみのない、ニッチすぎるプランということだ。
MNP弾対策という感じがするが、根本的なところは物価高なのかもしれない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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