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IIJmioは音声+データ2GBで月850円の安いプランを提供しているが、eSIMでの提供を開始した。
IIJmioについてのまとめはこちら。
IIJmioはすでに春先からデータ通信専用のeSIMプランを提供している。2GBで月440円と非常に低価格だ。
ただ昨今は音声通話可能なプランでも3GBで1,000円を切るようになってきたので、安いからといってデータ専用SIMを使うのはどうかと考えていた人もいるだろう。
nanoSIMであれば音声+データ2GBのプランを月850円で提供しており、他にも安いMVNOはある。しかしeSIMになるとMVNO各社の動きが鈍い。
先陣を切ったのがIIJmioというのが実情だ。
夏のau回線の4日にわたる全停止で困った人も多かっただろう。こんな時に非au回線のサブ回線があれば、と悔やむ人も多かったと思う。
家に光などの固定回線があれば事情は異なるが、一人暮らしでわざわざ固定回線を引く人は少ないだろう。そうなると携帯電話回線だけだけがネットワークへの接続方法であり、あの時の障害はその唯一の方法を使えなくなったわけだ。電話もネットも使えない。そんな状態だったので困った人が多数いた。
しかしそこに安価なeSIM契約の回線があればすぐ契約して、何とかなったはずだ。今回のプラン提供開始に夏のauショウガ右派ある程度影響したに違いない。
ずいぶん前から携帯電話にはSIMカードという電話番号などの情報を持つICカードが入るようになった。昔の携帯電話にはなかったので、3Gの頃かな。
そのSIMカードを別の携帯電話に差し込むと、電話番号を別の端末で使えるようになる。故障したときに手軽に電話番号を復旧できる方法として広がったのかもしれない。
SIMカードはフルサイズから始まって、マイクロに小さくなり、今はナノ(nano)サイズ。ICチップの表面の金属とほぼ同じ面積のサイズにまで小さくなった。
ICチップの金属面のサイズは変わっていないので、単に周囲の余裕を持たせるエリアがなくなったということだ。
そのナノSIMが今は主流だが、ここにきてSIMカード自体を携帯電話に内蔵しておき、SIMカードに書かれる情報をネットワークからダウンロードする方法が考えられた。これがeSIM、つまり電気的なSIMということだろう。意味合い的にはvSIMのほうが正確かもしれないが。
eSIMの実態は携帯電話に入っているので、ユーザは外すことはできない。書き込むデータは携帯電話事業者と契約後に
WiFiなど携帯電話回線とは異なるネットワークから書き込む。書き込んだらあとはナノSIM同様に携帯電話回線にアクセス可能になる。
ナノSIMは物理的なカードなので、携帯回線事業者と契約後に事業者から提供され、それを携帯電話に挿しこむ。
MNOであればキャリアショップが各地にあるので、ショップで契約してその場でSIMを入れてもらえるだろう。MVNOなら郵送で届き、届いたらそれを自分で差し込む。郵送なので利用開始まで2,3日かかるのが通常だ。
なお、MNOであってもpovo,LINEMOのようにショップ対応がない場合はMVNOと同じようにSIMが郵送される。
eSIMデータのダウンロードはSIMカードの交換相当であるが、手続きとしては再発行になる。このため再発行の手数料が必要になる。
またデータのダウンロードはユーザ自身ではできないようなので、ナノSIMカードのようにカードを自分で差し替えて別の携帯電話に電話回線を引き継ぐことができない。
IIJmioのWEBページに料金が書かれている。基本的にナノSIMカードと同じサービス内容は同じ料金だが、ナノSIMカードのほうがキャンペーンで半年間440円割引になっている。
IIJmioのeSIMは現時点ではデータ専用プランはドコモ回線のみ、音声+データプランはau回線のみになっている。
制限があるものではないので、何らかの政策的な理由と思われるが。
音声対応のeSIMはすでに提供中。契約は下記からどうぞ。
10月中はMNPと同時に端末購入が安くなるキャンペーンも開催中。11月も継続するかな。
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