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IT業界をめぐる話題 LINE情報漏洩 Android不具合 ルネサス工場火災

 

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IT業界をめぐる話題 LINE情報漏洩 Android不具合 ルネサス工場火災

IT業界の片隅に身を置いているので、どうしてもこういう話題は耳に入ってくる。今回は気になった3件について思ったところを書く。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。

LINE情報漏洩

どこからこの話が判明したのか。不思議でならない。
いや、LINEのサーバ設置場所の話ではない。LINEのメッセージのやり取りがどうして第3者が把握できるのかってこと。もちろん、スマホとPCでメッセージの共用をできるようだけど、それにしたってBさんのメッセージとか、最近のオリンピックの統括の人の1年前のLINEとか、なんでそういう情報が漏れるのって?思うことが多かった。

もしかしたら、海外にデータを保管しそこの運用者、開発者が自由に閲覧できていたからリークしたのかな?
なんて思ったりする。

どういうことがあったのかは、下記日経の記事を参照。

そのポイントはここだと思う。社長の出沢氏の説明を紹介する。

出沢氏は「法的にどうこうではなく、ユーザーが感じる気持ち悪さに対応するセンスや配慮がなかった」と説明した。個人や企業の公式アカウント数に変化は起きていないが、「自治体や政府が停止する話は認識している」とした。

利用者の立場に立ったサービス提供を考えるのは当然のことだ。利用者なしで提供するサービスなど意味がない。

また、銀行などお堅い業界では個人情報などは国内で保管を原則にしていると思う。数年前の知識なのでもしかしたら今は変わっているのかもしれないが、今でも特定のデータは国内にしか置けない条件にしていると思う。
当時はAWSなどのクラウド事業者はどこにデータをおくことになるか確定しないようなことを言っていたので利用が進まなかったと思う。

EUなどでは域内にデータをおくように法律があるし、一方でUSでは国外であってもUSの事業者が運営するサーバであれば、命令をすればデータの閲覧ができる。(愛国者法、だっけかな)このような時代に安いからという理由だけで個人情報、並びに個人のプライバシーにかかわるメッセージのやり取りを海外サーバに保管し自由に誰かが閲覧できたっていうのは驚愕である。
LINEが流行りだしたころから、自分はLINE自体になんとなくうさん臭さを感じていた。こういうことを直感的にわかったのだろうか。理由はいまだ分からないが、LINEの発表ではデータの保管場所を国内に移すとしたので、ひとまずは安心だろう。
3月1日にLINEを統合したZホールディングスとしてはさっそく躓いてしまった。株価は下がっている。

Android不具合(3/23)

povo開始のその日に発生した。

LINEやメール受信ができず、他人とのやり取りができない状態になったそうだ。
自分自身はその被害には合わなかったが、スマホのGMAILやLINEをそのままビジネスツールに使っている人にとっては大問題であっただろう。

LINE強制停止

LINE強制停止

窓の杜に詳細が書かれているのでリンクをおく。

不具合、障害の原因と影響は、下記の通り。

Android端末にてWebページを利用するためにプリインストールされているコンポーネント「AndroidシステムのWebView」が原因とされる大規模な障害が発生。LINEやGmailなどのアプリをはじめ、複数のスマートフォン向けゲームアプリが正常に起動できない、繰り返し強制終了するという不具合の報告が相次ぎ

直前に該当アプリがアップデートされて、それがミスしていて発生したわけではなさそうだ。
とすると、時限爆弾を内蔵していて、それが発動したという事だろう。良くあるのが証明書の期限切れだ。証明書はhttpsなどで使われるもので、セキュアな通信を使う際に自分や相手の機器が安全なものであるという証明になる。これを持たない、あるいは誤った証明書を持っている場合は信用できないという事だ。

原因がこれなのかどうかわからないが、定期的に発生するこの手の問題を撲滅することは難しい。困ったものだ。

ルネサス工場の火災

いちばん驚いたニュースがこれ。
年始以来、好調な半導体需要のため、車載用の半導体が足りず、車メーカが生産を調整していると聞いている。そんな中、ルネサスの那珂工場で火災が発生し、生産ラインの一部が燃えてしまったそうだ。

マイナビのニュースを引用する。

ルネサスとは、もともとはNECや日立の半導体部門が切り出されて合併した、国内で数少ない半導体専業の会社だ。似たような企業は大きいところではキオクシア(NAND)、ジャパンディスプレイ(液晶ディスプレイ)がある。LSIなどを作る会社は数少ない。ルネサス以外では東芝くらいだろうか。

火災の原因はメッキ装置の過電流だそうで、アノード(+極)が断線して発火したようだ。断線の理由はいろいろ考えられるが経年劣化の可能性がありそうだ。ブレーカがあったのに十分機能しなかったのが残念だ。

ルネサスの工場としては自身が出した火災なので対策をしっかりしていただくしかないが、問題はあてにされている半導体の生産ができなくなった点だ。ここも車載用の半導体を作っており、このためにさらに生産調整がされそうなことだ。

ただし、車載向け半導体不足が世界的な問題となるなど、半導体市場全体が活況を呈しており、製造能力の余力が外部ファウンドリにはほぼ残されていないほか、自社の稼働率もフル稼働に近い状況が続いていたとのことで、「これら2/3の代替生産も難しいと思うが、少しでも代替生産を実現するべく、検討あるいは外部ファウンドリに対する依頼を開始した」(柴田CEO)とする。

ビットコインの高騰でGPUが手に入りにくい状況になっているが、メモリも同様に入手困難だ。入手困難=価格高騰なので作れば売れて儲かる。となると他のものの製造を少し控えて売れるものに注力するのが資本主義社会の企業だ。ビットコイン以外にも正月前後のテキサス当たりの大寒波による工場停止も影響があったと聞く。このような世界中の片隅のちょっとした出来事がいくつもあって、結果的に車の生産が遅れることになった。
車会社が車を作れない状況が続けば今年の夏冬のボーナスに影響があるだろう。期待した消費がされないことで社会全体のGDPが下押しになりそうだ。

いまや半導体は産業界のコメを超えて、なくてはならない存在だ。もはや半導体なしの製品のほうが少ないだろう。早く半導体の製造が復旧してほしいものだ。GPUもメモリも安価に戻り供給されるだろう。(そっちが心配)

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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