スポンサーリンク
3月に業界を震撼させた、LINEの情報漏洩問題の続報。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
3月にZホールディングス(Yahoo)とLINEが合併して申請ZHDになった。その出ばなをくじく事件がLINEの情報漏洩問題だ。前回の記事はこちら。
その後LINEが検討した、データの国内移転スケジュールが公表された。
出典:LINE WEBページ 以下同じ
トークで送信した画像、動画、ファイルについては韓国のサーバにあるが、6月までに国内サーバに移転すると3月の時点で発表されている。訂正がないので予定通りなのだろう。
残っていたのはタイムラインにおけるLINE公式アカウントのデータやLINE公式ユーザのデータだ。これらは段階的に移転し、2022年6月を目標としているそうだ。
ほかにはアルバムの中の画像データは新規データは2022年前半から国内サーバに保管するようになり、2024年前半までにすべてを移転する。Keep内の画像、動画、ファイルは新規データは2021年8月から国内サーバに保管するようになり、2022年前半までに移転を完了する。
データ量が多いためと思うが、アルバム内のデータの移転完了が3年後というのは驚きだ。完了しなかったら行政ではLINEを使用しない、といわれたらどうするのだろうか。ここに書いている情報だけで判断すると、スピード感が乏しい印象だ。
図はこちら。
これをみると、LINE PAYは9月までかかっている。クレジットカード情報など含まれているのなら不安がある。
ちょっとしたコミュニケーションツールだったLINEが受けて、大きく膨れ上がり、個人情報の集合体になった。個々の情報が流出したらどうなるか?以前のfacebookの情報流出でも私たちはあぜんとしたはずだ。しかしこういう事は繰り返される。便利だから個人情報を登録する。しかしその情報が流出する。避けるには不便を感じつつ利用するしかない。例えばクレジットカード番号は登録しない、住所などは登録しないという事だ。
ソフトウェア、インターネットの世界に完璧な防御はありえない。流出したらどうなるかを見通して、実績が無さそうな事業者のサービスは使わないとか、自衛手段が必要だ。
かくいう自分は、クレジットカード情報流出が怖いので、デリバリー業者などではamazon PAYなどで支払うことが多い。直接カード番号を入力するにはまだ実績がない印象だ。
PR