IrvineのもっとPC自作日記
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【マイクロン】コンシューマ向けメモリ、SSDから撤退 価格上昇の予感

 

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突然のニュースに驚いた。
メモリ大手のマイクロンがコンシューマ向けSSD、メモリから撤退する。自作ユーザからはCrucialで慣れ親しんだブランドが終了する。
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マイクロンの発表

マイクロンはメモリ、SSDでCrucialブランドを展開するUSのメーカだ。かなり前になるが日本で最後のDRAMメーカを買収し、このため広島にはマイクロンの工場がある。
マイクロン製造のメモリやSSDのうちのいくつかは日本製のようなのだが、あまり意識してみたことないなぁ。

最近組んだDeskMini X600やJisaku8はメモリをどちらもCrucialで決めている。
そんなマイクロンが突然、コンシューマ市場から撤退すると発表した。

マイクロン コンシューマ市場から撤退 2512

マイクロン コンシューマ市場から撤退 2512 出典:マイクロン

マイクロンの発表を要約すると、

  • 需要が高まるAI向けのメモリ、ストレージに対応するためコンシューマ向けから撤退する
  • 2026年2月までは販売を続ける

製造する工場は簡単には増設できない。数兆円の投資が必要だ。一方でAI向けの需要はどんどん増えている。マイクロンはより利益が上がるAI向けにシフトすると決断した。

この発表の前兆

実はこの話、すでに初夏の段階で可能性があると思っていた。

この記事では、AI向けの製造に振り分けるため、DDR4向けのラインを縮小し、DDR4メモリの価格が上がっているということだった。
ここでもマイクロンが登場している。

市場ではいまだにRyzen 5000シリーズの新機種が出ており、いまだローエンド向けのPCにRyzen 5000/DDR4メモリが使われることが多い。
しかしこの時からDDR4メモリを縮小していた。
DDR4メモリは先日のツクモの週末セールではDDR4-3200の32GBx2セットが54,980円だ。DDR5-5600も同じく32GBx2セットが88,900円だ。この数年で見たことがないような価格になっている。

ちなみに7月までは2万円程度だったようだ。Jisaku8のDDR4メモリ64GBも確かに2万円以下で買っている。

それまで挿していた16GBx2メモリはまだ手元にあるけど中古で売ったら新品で買った価格を上回りそうだな。

他社の動向

メモリを作るほかのメーカの動向は聞こえてこないが、残存者利益を狙って撤退しないメーカも出てくるだろう。
DRAMの方は高額が続きそうだが、SSDは値上がりしつつも技術革新の値下がりもあって、また下がることがあるかもしれない。

しかしメモリが高いと自作PCをやりにくいし、メーカ製PCも高額になる。マイクロンの決断は利益を求める以上は仕方ないことだが、工場増設をして再度コンシューマ市場に参入してほしいものだ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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