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突然のニュースに驚いた。
メモリ大手のマイクロンがコンシューマ向けSSD、メモリから撤退する。自作ユーザからはCrucialで慣れ親しんだブランドが終了する。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
マイクロンはメモリ、SSDでCrucialブランドを展開するUSのメーカだ。かなり前になるが日本で最後のDRAMメーカを買収し、このため広島にはマイクロンの工場がある。
マイクロン製造のメモリやSSDのうちのいくつかは日本製のようなのだが、あまり意識してみたことないなぁ。
最近組んだDeskMini X600やJisaku8はメモリをどちらもCrucialで決めている。
そんなマイクロンが突然、コンシューマ市場から撤退すると発表した。


マイクロン コンシューマ市場から撤退 2512 出典:マイクロン
マイクロンの発表を要約すると、
製造する工場は簡単には増設できない。数兆円の投資が必要だ。一方でAI向けの需要はどんどん増えている。マイクロンはより利益が上がるAI向けにシフトすると決断した。
実はこの話、すでに初夏の段階で可能性があると思っていた。
市場ではいまだにRyzen 5000シリーズの新機種が出ており、いまだローエンド向けのPCにRyzen 5000/DDR4メモリが使われることが多い。
しかしこの時からDDR4メモリを縮小していた。
DDR4メモリは先日のツクモの週末セールではDDR4-3200の32GBx2セットが54,980円だ。DDR5-5600も同じく32GBx2セットが88,900円だ。この数年で見たことがないような価格になっている。
ちなみに7月までは2万円程度だったようだ。Jisaku8のDDR4メモリ64GBも確かに2万円以下で買っている。
メモリを作るほかのメーカの動向は聞こえてこないが、残存者利益を狙って撤退しないメーカも出てくるだろう。
DRAMの方は高額が続きそうだが、SSDは値上がりしつつも技術革新の値下がりもあって、また下がることがあるかもしれない。
しかしメモリが高いと自作PCをやりにくいし、メーカ製PCも高額になる。マイクロンの決断は利益を求める以上は仕方ないことだが、工場増設をして再度コンシューマ市場に参入してほしいものだ。
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