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CentOS8の後継には実は日本初のディストリビューションもある。Miracle Linuxだ。Miracle LinuxがAlma Linuxと合流することが発表された。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
日本のサイバートラストが関与するRHEL互換のOSで、Alma Linux、Rocky Linuxに比べるとリリースや対応に不安があって自分は見てこなかった。
サイバートラストはOSが本業というよりは、セキュリティに関する製品、例えばサーバ証明書や監視ソフトウェアであるZabbixなどを扱う。OS事業もあるにはあるが、Alma、Rockyと比べると日本初ということもあって決して大きくはなかっただろう。
おそらくMiracle Linuxの今後を考えていくにあたって、独自路線で行くよりは大きな勢力とパートナになったほうが良いと判断があったのだろう。
OSの開発には多大な時間とコストがかかる。Miracle Linuxを独立したディストリビューションとして維持するよりはその資源を別のものに投資するほうが得策だろう。
Alma Linuxの発表は下記の通りだ。
なお、サイバートラストからも同様の発表がされている。
主にセキュリティ面での貢献が期待される。
Alma LinuxはRHELクローンという立場ではあるが、もしかしたらAlma Linux独自のセキュリティ機能が作られそれがRHELに入ることがあるかもしれない。
あるいはAlma Linuxだけの独自機能として差別化されていくのかもしれない。今後数年の様子見が必要と思う。
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