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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが8.8Betaを提供開始

 

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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが8.8Betaを提供開始
 

CentOSが終了して徐々に記憶のかなたに行ってしまっている。たまにCentOS7にかかわることもあるが、RHEL8互換では全く聞かなくなった。
CentOS8の後継の最有力のAlma Linuxから次のバージョンである8.8のBetaが提供開始になった。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。

  

Alma Linuxのアップデート

本家RHELでは8.x系でも半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
昨年11月の8.7のリリースから半年たったので、予定通り8.8がやってくる。その前に恒例のベータバージョンのリリースだ。

8.8Betaの提供

下記でAlma Linuxがアナウンスしている。

Alma Linux 8.8 Beta

Alma Linux 8.8 Beta 出典:公式

対応するアーキテクチャは、x86_64,aarch64,ppc64le, s390xとのこと。

8.8の新機能

詳細はリリースノートを参照。
目立つ機能をかいつまむ。

カーネルバージョン

  • 4.18.0-477になる。

インストーラ、イメージ作成

  • 以前はCLIでしかできなかったOSイメージのカスタマイズをGUIでできるようになる。

RHEL for Edge

  • ユーザやパスワードをあらかじめ設定してOSイメージを作成できる。今までできそうでできなかった機能。

ソフトウェア管理

  • yumによりオフラインでパッケージの更新ができる。

インフラサービス

  • RAN(Radio Access Network向けに通信を効率化することができるSyncEを提供する。

セキュリティ

  • SCAPの新ルールであるログイン中のセッションのタイムアウト時間が追加。
  • fapolicydによるRPMデータベースのフィルタリング
    この機能により、RPMでインストールされる特定のアプリケーションをブロックできる。
    あるいはデフォルトの設定のフィルタでは許可されないアプリケーションをインストールできるようになる。

プログラム言語

下記のもののバージョンが更新された。

  • Python 3.11
  • GCC Toolset 12
  • Go Toolset 1.19.4

よく使われるモジュール

下記のもののバージョンが更新された。

  • nginx:1.22
  • postgresql:15
  • tomcat ver.9

まとめ

8.x系を使う人はyumやdnfで更新することが可能だ。従い新規にインストールする必要はない。
7.x系を使う人は、脆弱性の問題やパッケージのサポートを理由に8.xに移る必要があれば、移行先の候補になるだろう。

もう何回かマイナーバージョンが更新されたら8.xも終わりになり、9.xにメインストリームが移る。SELINUXの問題があるので、9.xへの移行は十分検証に時間をかけたいところだ。

ダウンロードはここから。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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