NTTが固定電話のIP網移行計画を発表　2024年2月からはIP網にフル移行

以前も紹介しているが、NTTがいよいよ古典的な電話網をIP網に更新する最終段階がやってくる。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。

  

以前の記事

IP網への移行が発表されたときの記事はこちら。
今年の頭に発表されている情報だ。

その際に2024年1月に移行とアナウンスされていたが、今回はより詳細な情報が発表されている。
まずはおさらいで、当時と同じ情報を掲載する。

基本料金。これはIP網になっても変わらないそうだ。

次に通話料。IP網なので距離に応じた課金はそぐわない。このため全国一律の料金になる。
市内でも遠い場所でも、3分9.35円だ。
また従来は提供できなかった国際電話もできるようになる。法律を変えたのかなぁ。

IP網に移行するにあたって、サービス終了するものがいくつかある。代表例はISDNだ。ISDNはADSLが出てからはネット通信を提供する一番手の立場から外された。今や使っている人はまれなのだろう。

そして通話料を一律にして安くする代わりに、割引サービスを終了する。あまり使われているものではないと思う。

新情報

今回の発表で更新された資料はこちら。具体的にどこがいつから移行するかの計画が記された。

料金体系の移行は2024年1月1日と決まり、マイラインやISDNの終了は地域によるが、2024年1月31日には移行する。2月からは古典的な電話回線による電話サービスは日本から消えることになる。

ネットと電話の融合。通信業者はこの夢を実現するためにNGNを考えて、20年くらい頑張ってきたと思う。無事2024年の移行を無障害で終えてほしい。
さて、次はネットとテレビの融合だろうか。