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データベースやJAVAだけでなく、近年はOracle Cloudに力を入れるオラクル社。データベースを自前で持つという強みでサポートとコスト面で他のクラウド事業者を追撃しているようだ。
Oracle Cloudが新規に4.3兆円もの受注をしたと報道で聞いた。どういう用途なんだろう。
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USのオラクル社は古くからデータベース、20世紀末の頃にはJAVAを手に入れ、今はOracle Cloudに力を入れている。クラウドで構築するITシステムはたいていデータベースが必要だ。しかしMySQLなどフリーのデータベースでは不安を感じるお客様も多い。有償でサポートがあるOracleが今でも需要がある理由だろう。
Oracle Cloudでは自社のOracle DBを使う際のライセンス費が安いのだろうか、データベースを使う案件にはOracle Cloudの名前が上がるようになってきた。
そんな背景がある中で、日経の報道だ。


Oracle Cloud 4.3兆円受注 2507 出典:日経
米オラクルは30日、クラウドコンピューティング事業において1件で年300億ドル(約4.3兆円)に上る新規契約を獲得したと発表した。オラクルの同事業の年間売上高の3倍の大型契約となる。
こんな大規模のシステムを契約できるんオは政府かかなり資金がある企業だあろう。
日経にはこのように書かれている。
顧客企業名を明かしていないが、米オープンAI向けに人工知能(AI)の開発インフラを整備する「スターゲート」計画と関連している可能性がある。オラクルはソフトバンクグループ(SBG)などと同計画に参画している。従来はスターゲートで見込む受注の多くを見通しに反映していなかった
スターゲート計画とは、日本のソフトバンクグループ(投資会社の方)とUSのオープンAI、そうChat GPTの会社だ、が1月にUSのトランプ大統領とともに発表した計画だ。
US各地にデータセンターを開設して、そこでAIサービスを提供する、と簡単に言えばこういうことだが、どうやらデータセンターはOracle Cloudを使うことにしたようだ。
Open AIは長くマイクロソフトからの出資を受けて協業してきた。Co-PilotにはChat GPTの技術が使われているのだろう。
そんなマイクロソフトとOpen AIの仲良しの関係は昨年終わったらしく、今後のデータセンタへの実装はソフトバンクグループと協業していくと発表していた。
ソフトバンクグループのインフラとして、Oracle Cloudが使われるようだ。
スターゲート計画の成否は現状ではわからない。しかし成功すれば各国がマネをするだろう。日本にも同じ仕組みで持ってくるだろうからOracle Cloudは世界中で需要が増えそうだ。
今はまだawsが強く、マイクロソフトのAzure、GoogleのGCPが追う。Oracle Cloudは4番手だ。この順位が変動しかねないような大きな仕事になりそうだ。
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