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皆が欲しがりいまだ抽選販売が続くソニーのプレイステーション5(PS5)。発売から5か月たったが先日大型アップデートが配信された。その内容を見て行く。
ソニープレステ5についてのまとめはこちら。
アップデートには大きく分けると2つの目的がある。
1つは、バグ対策だ。
ソフトウェアの世界ではよくある話だが、締め切りに間に合わせて完成度を上げていくがもちろんバグは残る。どの程度のバグが残るかが問題であって、バグを完全になくすことは今の作り方では無理だ。
このため発売前の締め切りを過ぎてから発見されたバグは内在するまま出荷される。そのままでも不都合はないものであれば出荷は止めずに進み、発売日あたりでアップデートを配信して対策する。(もちろん、それまでに対策したソフトを作る必要がある)そのままで都合が悪いバグなら発売日が延期という、営業的に問題がある対応になる。この辺りは長年のソフトウェア設計の経験やチームの状況から考えられて決断されるのであろう。
この手のアップデートは長くても半年、1年間隔で定期的に行われる。例としてはWindows10の毎月のパッチだ。
2つ目は機能追加だ。
こちらの方は最近では無料で機能追加されて配信されるようになった。インタネットが普及していなかった、あるいはブロードバンドになっていなかった頃では配信ができないので採用できない手段だった。その頃なら専用のソフトとして小売店で販売して、自宅で更新してもらう必要があった。
昨今の高速化、大容量化の恩恵で、ネット配信により機能追加ができるようになった。無料になったのはビジネスモデルが変わってきたからであろう。機能追加により魅力がある製品になれば新規ユーザを獲得できる。
この例は例えばWindows10の半年に一度の更新とか、毎月のようにある あつ森 の更新もそうだ。フォートナイトもそういう手法でユーザを飽きさせていないようだ。
ユーザとしては無料で機能追加されることは大歓迎だ。
プレイステーションの公式ブログによれば、4月14日から配信を開始している。
出典:PlayStation Blog ページ 以下同じ
では紹介されている機能を見て行こう。
PS5のゲームは従来は本体内のストレージ(SSD)にのみ格納できていたが、このアップデートによりUSBで接続する外付けのストレージに移動できるようになる。ちょうどスマホのように本体のストレージがいっぱいになったら写真だけでなく一部のアプリもマイクロSDカードに移動できるようなものだ。(注:移動できないアプリもあるので注意)
注意点はスマホと異なり、スマホではマイクロSDカードに移動したアプリはそのまま利用できるが、PS5ではいったん本体のストレージにコピーしてもどさないと使えない。その理由がブログに書かれている。
PS5のタイトルは本体に内蔵されている超高速SSDの力を最大限引き出すように設計されているため、PS5のタイトルをUSB拡張ストレージから直接プレイすることはできません。また、PS5のタイトルをUSB拡張ストレージに直接ダウンロードすることもできません。
PS5の中身はほぼPCであり、CPUはAMDの最新のもののカスタム版だ。超高速SSDといっても部材は限られているのでおそらくNVMe接続という意味なのだろう。2GB/sくらいでるのでSATAの数倍だ。PS5のUSBの規格を失念したがおそらく旧3.0、今は3.2 Gen1と呼ぶ5Gbpsのものと思うので、外部よりは内蔵のほうが速い。
将来はM.2 SSDにも対応するそうだが、本体内に格納できるのだろうか。
これはPS5単独ではなく、PS4を含めている。ゲームの中の交流を促進できるプラットフォームのようだ。
PS5のユーザーが自分のゲーム画面をPS4のフレンドにリアルタイムで共有したり、PS5のゲームをPS4で試してみたりすることも可能です。もちろん、逆にPS4の画面をシェアプレイでPS5のフレンドに共有することも可能です。
ネットを経由した画面共有と共同プレイという事のようだ。コロナウィルスの蔓延する昨今では会って遊ぶことが難しいので今求められる機能だろう。
以下が追加されている。詳細は公式ブログを参照。
今後も改良が続けられると思う。ユーザからもどんどん要望を出すとよいだろう。
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