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HP主催の商品説明会が先日あり聴講した。最新のAI対応PCとゲーミングPCの紹介だった。
興味深い裏話も聞けたが、今回はカタログスペックとセミナーで聞いた情報を合わせて書く。
AI対応PCはこれからどんどん出てくると思う。この機種がリファレンス機になるのかもしれない。またゲーミングPCもスペックを詳しく聞くと、静穏であったり拡張性があったりといろいろ考えられている。
PCメーカ直販やショップBTOのまとめはこちら。
OmniBook?かなり昔の機種がそういう名前だったような気がするが、最近はPavillionとかENVYなので、なぜ昔の名前を使っているのか理解できなかった。
もしかしたら外国では今も販売中で、日本では販売していない、あるいは積極的に撃っていないブランドなのかもしれない。
AI PCときいた時はまたCore Ultraかと思ったが、なんと、まだ他社からは出てないであろう、AMDのAI300を搭載したものであった。
これは期待が高まる。なにせ、AI300はマイクロソフトのCopilot+PC要件の40TOPSを満たすCPUだ。これより前のNPUを搭載するCPUは残念ながらCopilot+PCにはなりえない。
現状はSnapdragonを搭載したものだけがCopilot+PCである。インテルやAMDの担当者は悔しい思いをしているだろうし、あ売り対応の不安からSnapdragon搭載のPCに踏み込めないエンドユーザもいるだろう。
その心配、懸念が一気に解決する。x86アーキテクチャ対応のAI向けCPUがAI 300だ。
特徴を見ていこう。
AIを使う目的が生産性の向上であることに疑う余地はないだろう。要は人間のやる作業を減らして自動的にできるようにして、短い時間で今まで通りの質の製品、サービスができればそれでいいのだ。
そのためには高性能なAIエンジンが必要だ。OmniBook Ultra AI PCでは最上位モデルに55TOPSの、中下位モデルには40TOPSのCPUを搭載している。
AI機能によりWEB会議での背景のぼかしや合成、また音声のノイズ除去などが可能になる。
よほどうるさい。工事現場のようなところではメリットがありそうだが、在宅勤務ではどうだろうタッチ
ディスプレイは14インチ、IPSパネルでタッチ対応。
法人向けモデルに搭載するHP Wolf Securityというソフトウェアを搭載しているそうだ。
セキュリティ面への配慮は普通の個人向けPCよりも強力だ。仕事半分、個人利用半分の人がターゲットなのだろう。もちろん。仕事100%で会社で利用することは何も問題ない。
(ただしこの機種のOSはWindows 11 Homeなのでドメインへの参加にはWindows 11 Proに更新が必要)
最長21時間も使えるそうだ。日帰り出張でACアダプタを持たなくても余裕で使うことができるだろう。
その長時間駆動のためなのか、重量は1.57kgとちょっと重い。最初の機種だから仕方ないのだろうか。
主な仕様は以下の通り。
モデル名 | スタンダードモデル | スタンダードプラスモデル | パフォーマンスモデル |
---|---|---|---|
メーカ | HP | HP | HP |
CPU | AI 365 | AI 365 | AI 375 |
グラフィック | CPU内蔵 | CPU内蔵 | CPU内蔵 |
メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14インチ | 14インチ | 14インチ |
解像度 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 |
ネットワーク | WiFi7 Bluetooth 5.4 | WiFi7 Bluetooth 5.4 | WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 |
カメラ | 9MP IRカメラ | 9MP IRカメラ | 9MP IRカメラ |
スピーカ | スピーカ×4 DTS:X | スピーカ×4 DTS:X | スピーカ×4 DTS:X |
電源 | 65W Type-C | 65W Type-C | 65W Type-C |
バッテリ駆動 | 21時間 | 21時間 | 21時間 |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
カラー | メテオシルバー | メテオシルバー | メテオシルバー |
大きさ、重量 | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg |
価格 | 299,200円~ | 319,000円~ | 339,900円~ |
モデル名 | スタンダードモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | AI 365 |
グラフィック | CPU内蔵 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14インチ |
解像度 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 |
ネットワーク | WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 |
カメラ | 9MP IRカメラ |
スピーカ | スピーカ×4 DTS:X |
電源 | 65W Type-C |
バッテリ駆動 | 21時間 |
OS | Windows 11 Home |
カラー | メテオシルバー |
大きさ、重量 | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg |
価格 | 299,200円~ |
モデル名 | スタンダードプラスモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | AI 365 |
グラフィック | CPU内蔵 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14インチ |
解像度 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 |
ネットワーク | WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 |
カメラ | 9MP IRカメラ |
スピーカ | スピーカ×4 DTS:X |
電源 | 65W Type-C |
バッテリ駆動 | 21時間 |
OS | Windows 11 Home |
カラー | メテオシルバー |
大きさ、重量 | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg |
価格 | 319,000円~ |
モデル名 | パフォーマンスモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | AI 375 |
グラフィック | CPU内蔵 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14インチ |
解像度 | 2.2K(2,240 x 1,400) IPSパネル タッチ対応 |
ネットワーク | WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | Thunderbolt4 x 2 USB 3.2 Gen2 Type A x 1 |
カメラ | 9MP IRカメラ |
スピーカ | スピーカ×4 DTS:X |
電源 | 65W Type-C |
バッテリ駆動 | 21時間 |
OS | Windows 11 Home |
カラー | メテオシルバー |
大きさ、重量 | 315 x 227 x 16.4mm 1.57kg |
価格 | 339,900円~ |
この夏にAMDモデルが先行して発売され、最近インテルモデルが発売された。
OMENはHPのゲーミングPCのブランド。ノートPCはあまり見かけないがデスクトップPCの認知度は高そうだ。
この画像に似たものは見たことがあるだろう。黒いケースにきらびやかなファンが特徴。ファンの中心にもOMENと書かれている。
では特徴を見ていこう。
このデザインを美しいとみるかは主観的なものなのでなんとも言えないが、黒のケースに青白っぽく光るファンとシンプルではある。
自分は嫌いではない。ただ光るファン自体が電気の無駄なので止めてしまうと思うが。
この製品のポイントはここにある。140mmのフロントファンが2つと、120mmのリアファンに加え、240mmの水冷クーラに対応。冷却性能は45Lを超える。
ケース内でのエアフローの良しあしを示すP/Q曲線を工場出荷時に確認し最適化しているそうだ。これなら相当静かだろう。
従来品と比較して+14%の放熱効果が向上している。
実際に販売開始後の評判では「静か」というものが多いそうだ。ゲーミングPCというと高負荷になったらファンがウンウンうなる印象だが、このPCはとても静かであると。
自分は静音PCが好きなので、もしもメーカ製PCを買うなら候補に入れておきたい1つだ。
搭載するマザボはマイクロATXであり、将来交換することも可能だ。コンパクトなサイズではあるが、RTX4090といった長いグラボを搭載できるケースになっている。
従来の中下位モデルではCPUのOC対応ができなかったが、35Lは対応している。また、RTX4090に対応することも特徴だろう。
セミナーで聞いた話ではあるが、35LはQHD解像度、90フレームのゲームを問題なくこなすことが可能だそうだ。
Victus15LはFHD解像度、60フレーム、OMEN 45Lは4K解像度、120フレームが目安なのだそうだ。
やりたいゲームと予算に合わせて3ラインから選ぶといいだろう。
主な仕様は以下の通り。
モデル名 | モデレートモデル | アドバンスプラスモデル | パフォーマンスモデル |
---|---|---|---|
メーカ | HP | HP | HP |
CPU | Ryzen 8500G | Ryzen 8700G | Core i7-14700F |
チップセット | B650 | B650 | Z790H |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD | 2TB SSD |
グラフィック | RTX4060Ti | RTX4070Ti | RTX4070Ti SUPER |
ネットワーク | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | USB 3.2 Gen2 TypeC x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 4 USB 2.0 Type A x 2 HDMI2.1 x 1 DisplayPort 1.4a x 3 | USB 3.2 Gen2 TypeC x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 4 USB 2.0 Type A x 2 HDMI2.1 x 1 DisplayPort 1.4a x 3 | USB 3.2 Gen1 TypeC x 2 USB 3.2 Gen2 TypeC x 1 USB 3.2 Gen2 Type A x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 2 DisplayPort 1.4a x 3 |
電源 | 600W | 850W | 850W |
バッテリ駆動 | |||
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
大きさ、重量 | 210 x 408 x 410mm 14.5kg | 210 x 408 x 410mm 14.5kg | 210 x 408 x 410mm 14.5kg |
価格 | 286,000円~ | 418,000円~ | 398,000円~ |
モデル名 | モデレートモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | Ryzen 8500G |
チップセット | B650 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
グラフィック | RTX4060Ti |
ネットワーク | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | USB 3.2 Gen2 TypeC x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 4 USB 2.0 Type A x 2 HDMI2.1 x 1 DisplayPort 1.4a x 3 |
電源 | 600W |
バッテリ駆動 | |
OS | Windows 11 Home |
大きさ、重量 | 210 x 408 x 410mm 14.5kg |
価格 | 286,000円~ |
モデル名 | アドバンスプラスモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | Ryzen 8700G |
チップセット | B650 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
グラフィック | RTX4070Ti |
ネットワーク | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | USB 3.2 Gen2 TypeC x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 4 USB 2.0 Type A x 2 HDMI2.1 x 1 DisplayPort 1.4a x 3 |
電源 | 850W |
バッテリ駆動 | |
OS | Windows 11 Home |
大きさ、重量 | 210 x 408 x 410mm 14.5kg |
価格 | 418,000円~ |
モデル名 | パフォーマンスモデル |
---|---|
メーカ | HP |
CPU | Core i7-14700F |
チップセット | Z790H |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD |
グラフィック | RTX4070Ti SUPER |
ネットワーク | 1Gbps有線LAN WiFi7 Bluetooth 5.4 |
インタフェース | USB 3.2 Gen1 TypeC x 2 USB 3.2 Gen2 TypeC x 1 USB 3.2 Gen2 Type A x 2 USB 3.2 Gen1 Type A x 2 DisplayPort 1.4a x 3 |
電源 | 850W |
バッテリ駆動 | |
OS | Windows 11 Home |
大きさ、重量 | 210 x 408 x 410mm 14.5kg |
価格 | 398,000円~ |
AI PCもゲーミングPCも旬のものだ。
欲しいと思った時に買うことが最適解だ。もう少し待てばもっといいものが出る。それは正しい。
でも待っている間の機会損失を考えたら、買いたいと思った時に買うことが最適だ。
あと2か月で冬のボーナスの時期だ。ボーナスをあてにして買うのもよいだろう。
でもちょっと待って。10月1日からHPは大決算祭りを開催する。なんと11月が期初なので、10月が期末、決算だ。
今回のセールは最大50%オフがあるそうなので、上の2機種ももしかしたら、安く買えるチャンスかも。
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