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5G対応のSoCたちが登場 Snapdragon778G+、695、480+

 

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5G対応のSoCたちが登場 Snapdragon778G+、695、480+

クアルコムからミッドレンジ以下のSoCの最新版がリリースされた。5G対応がメインになっている。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。

この記事のポイント

  • クアルコムの最新ミッドレンジ向けSoCのSnapdragon778G+ 5Gが発表された
  • CPUのクロックが2.5GHz、5G対応モデムを搭載
  • 他に695 5G、480+ 5Gが登場

 

特徴

Snapdragonは業界の多数のシェアを占めるSoCだ。それゆえ年中新製品が発表されている。
ハイエンドの最新はこちら。

ミッドレンジ向けの最新はこちら。

まずはクアルコムからはニュースリリース。

Snapdragon 778g+ 5G

Snapdragon 778g+ 5G 出典:クアルコム WEBページ

3製品の比較

今回発表された5G対応の778G+、695 5G、480+ 5Gを比較する。

モデル番号 778G+ 5G 695 5G 480+ 5G
SoCモデル名 Kyro 670 Kyro 660 Kyro 460
最大クロック 2.5GHz 2.2GHz 2.2GHz
AIエンジン Hexagon 770 Hexagon Hexagon
ディスプレイ リフレッシュレート:144Hz

HDR10+

リフレッシュレート:120Hz
ISP(カメラセンサ) Spectra 570L搭載
広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ
同時3カメラ:30fpsで22MP
同時2カメラ:30fpsで36+22MP
1カメラ:30fpsで64MP
HDR10+対応
Spectra 346T搭載
広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ
同時3カメラ:30fpsで13MP
同時2カメラ:30fpsで16MP
1カメラ:30fpsで32MP
Spectra 345搭載
広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ
同時3カメラ:30fpsで13MP
同時2カメラ:30fpsで25+13MP
1カメラ:30fpsで25MP
モデム X53 5Gモデム搭載
5G: sub-6
下り 5G:3.7Gbps
上り:1.6Gbps
X51 5Gモデム搭載
5G: sub-6
下り 5G:2.5Gbps
上り:1.5Gbps
WiFi WiFi 6対応 2.9Gbps WiFi 5対応
Bluetooth 5.2
その他 指紋認証
Quick Charge 4+

個々のSoCについて

Snapdragon 778G+ 5G

前世代の778Gは6月に登場したものだった。

期間が短いこともあり、日本で発売されている機種では聞いたことがない。

Snapdragon 695 5G

690と比べてCPU性能が15%、GPUレンダリング性能が30%向上しているそうだ。
600番台はミッドレンジでゲームを使わない想定のスマホに採用されている。ちょっと前までは主力のSoCだったが、今はその座を700番台が担っている。

6955Gの前世代は690 5Gになるが、これを採用した日本のスマホはいくつかある。
Xperia 10 IIIとAQUOS sense5Gだ。これらはMNOでラインナップに入れられており、そこそこ売れている印象だ。
695 5Gを採用する後継機種は出てくるだろう。やはり、ゲームを除くとこのゾーンが一番売りやすいようだ。

Snapdragon 480+ 5G

一方で400番台という下から2つ目のローエンドのSoCである480+ 5Gは前のSoCが480 5Gだ。これはシャオミのRedmi Note 10 Jeに採用されている。他にはOPPO A54 5Gもそうだ。
これらはauで3G停波に対する無料機種交換の対象になっているものだ。

ガラケーからスマホに換えたユーザ、つまりエントリユーザ向けの性能しか出ないといっていいだろう。
このランクのスマホを選ぶ場合は、ゲームはしない、処理が多くて重そうなサイトは見な、というつもりが必要だろう。

2022年に発売されるスマホはこれらを採用してくると思う。すでにローエンドまで5G対応のSoCが用意されており、LTEどまりのスマホは2022年にはもう出てこないだろう。

自分も次の機種は5G対応になるかな。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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