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クアルコムからミッドレンジ以下のSoCの最新版がリリースされた。5G対応がメインになっている。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。
Snapdragonは業界の多数のシェアを占めるSoCだ。それゆえ年中新製品が発表されている。
ハイエンドの最新はこちら。
ミッドレンジ向けの最新はこちら。
まずはクアルコムからはニュースリリース。
今回発表された5G対応の778G+、695 5G、480+ 5Gを比較する。
モデル番号 | 778G+ 5G | 695 5G | 480+ 5G |
---|---|---|---|
SoCモデル名 | Kyro 670 | Kyro 660 | Kyro 460 |
最大クロック | 2.5GHz | 2.2GHz | 2.2GHz |
AIエンジン | Hexagon 770 | Hexagon | Hexagon |
ディスプレイ | リフレッシュレート:144Hz
HDR10+ |
リフレッシュレート:120Hz | |
ISP(カメラセンサ) | Spectra 570L搭載 広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ 同時3カメラ:30fpsで22MP 同時2カメラ:30fpsで36+22MP 1カメラ:30fpsで64MP HDR10+対応 |
Spectra 346T搭載 広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ 同時3カメラ:30fpsで13MP 同時2カメラ:30fpsで16MP 1カメラ:30fpsで32MP |
Spectra 345搭載 広角、超広角、望遠などのカメラの組合せ 同時3カメラ:30fpsで13MP 同時2カメラ:30fpsで25+13MP 1カメラ:30fpsで25MP |
モデム | X53 5Gモデム搭載 5G: sub-6 下り 5G:3.7Gbps 上り:1.6Gbps |
X51 5Gモデム搭載 5G: sub-6 下り 5G:2.5Gbps 上り:1.5Gbps |
|
WiFi | WiFi 6対応 2.9Gbps | WiFi 5対応 | |
Bluetooth | 5.2 | ||
その他 | 指紋認証 Quick Charge 4+ |
前世代の778Gは6月に登場したものだった。
690と比べてCPU性能が15%、GPUレンダリング性能が30%向上しているそうだ。
600番台はミッドレンジでゲームを使わない想定のスマホに採用されている。ちょっと前までは主力のSoCだったが、今はその座を700番台が担っている。
6955Gの前世代は690 5Gになるが、これを採用した日本のスマホはいくつかある。
Xperia 10 IIIとAQUOS sense5Gだ。これらはMNOでラインナップに入れられており、そこそこ売れている印象だ。
695 5Gを採用する後継機種は出てくるだろう。やはり、ゲームを除くとこのゾーンが一番売りやすいようだ。
一方で400番台という下から2つ目のローエンドのSoCである480+ 5Gは前のSoCが480 5Gだ。これはシャオミのRedmi Note 10 Jeに採用されている。他にはOPPO A54 5Gもそうだ。
これらはauで3G停波に対する無料機種交換の対象になっているものだ。
ガラケーからスマホに換えたユーザ、つまりエントリユーザ向けの性能しか出ないといっていいだろう。
このランクのスマホを選ぶ場合は、ゲームはしない、処理が多くて重そうなサイトは見な、というつもりが必要だろう。
2022年に発売されるスマホはこれらを採用してくると思う。すでにローエンドまで5G対応のSoCが用意されており、LTEどまりのスマホは2022年にはもう出てこないだろう。
自分も次の機種は5G対応になるかな。
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