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2021年度からホールディング制に移行したソニーグループがFY21の決算を発表した。
その中でプレステ5についての報告があった。
ソニープレステ5についてのまとめはこちら。
Q3の決算報告は下記から参照できる。
任天堂と異なりソニーグループは電気製品、金融、音楽と幅広い事業がある。今回はソニーグループ全体を見ておこう。
連結決算は売上99兆、営業利益は1.2兆円とはじめて1兆円を超えた。日本を代表するグローバル企業に名実ともになった。昨年度と比べて増収増益。
純利益は8000億円。昨年度よりも300億円も増えた。
変動の要因が書かれている。映画のヒット、電気製品の増収、音楽の増収が要因だそうだ。映画のヒットは作品が理由でもあるが、コロナウィルス対応が海外では一気に緩和されたこともあって、人々が映画を見に行くことが多かったためだろう。
一方でキャッシュフローは少なくなっている。少々気になる。
ここからは個別の分野について。
まず最近はソニーグループの屋台骨になってきた金融分野。銀行と保険で支えている。かつてGEが同様の方針をとって大きく成功したが2008年ころのリーマンショックを境に撤退した。ソニーはいつまでもこの事業を続けられるのだろうか。
気になったのは下線を引いたところ。なんだっけと思った。
そういえばこういうニュースがあったことを思い出した。
その後どうしたかわからないが、とりあえず損失に会計上はするしかないのだろう。横領された金額がそのまま損失になっている。
デジカメのセンサが売れたそうだが、スマホ向けは逆に売れなかったそうだ。コロナの影響か?
2022年度は逆にスマホ向けが売れると予測。
電機関係の分野がここ。テレビやレコーダはここに入る。
おそらく製造方法の見直しなどでコストダウンをするなどで増収増益したが、全体の傾向として販売台数は下がっている。2022年度はそのため減益を見込んでいる。
ヒット作があればもうかり、なければそこそこという、堅実な製造業とは真逆の分野。ソニーはかなり前からグループに映画、音楽を抱えているので、ノウハウがあるのだろうか。2021年度はヒット作に恵まれたが2022年度はない予定のようだ。
PS5が入るこの分野はここ数年の注目だ。2021年度は多少の増収増益だったが、これはPS5が半導体不足で予定数を製造できなかったため。2022年度は売り上げ増加を見込んでいる。一方でゲームのために買収する会社のための費用もあるので減益を見込む。
売り上げは15%増、営業利益は-4%の減少を見込む。多数の分野があるので凸凹があるのは仕方なしか。
連結業績の見通しは、売上 11.4兆円で増収、営業利益1.2兆円で減益を見込む。
おそらく2021年度が良すぎた。2022年度は普通にこのくらい行けますよ、ということだろう。
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