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任天堂が2022年1Q決算を発表 減益だがスイッチは8500万台販売

 

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任天堂が2022年1Q決算を発表 減益だがスイッチは8500万台販売

早くも最初の四半期決算が発表されている。ゲーム業界のガリバーである任天堂も例外ではなく、4-6月の決算を先日発表した。
任天堂スイッチについてのまとめはこちら。

この記事のポイント

  • 任天堂の2022年3月期1Q決算は減益
  • ワクチン接種が進むことで徐々に巣ごもり需要が消えてきている
  • 2022年3月期のスイッチの販売台数は8,500万台になる見込み

 

任天堂の決算報告

任天堂のWEBサイトに掲載されている。

かいつまんで内容を紹介する。
任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算 出典:任天堂WEBサイト 以下同じ

売上高  3,581億円 -9.9%(前年同期比)
経常利益 1,503億円 -14.4%

日本でもワクチン接種が進んできたが、外国はその先をいっている。すでに巣ごもり需要は無くなってきたようで、amazonでさえ減益の決算を発表した。
同じように任天堂もスイッチの売れ行きが落ちてきたようだ。もっとも欲しい人のほとんどはすでに持っていると思う。
最近は抽選販売もなくなってきて、買いたい場合はそんなに苦労せず買えるようだ。

連結売上高

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

下に補足が書かれているが、昨年はあつ森が世界中で売れたことで通常より売れていたはず。今年は通常の売れ方に戻った、と考えてもよいだろう。
ゲーム機やゲームを販売するだけでなく、企業の収入はロイヤリティ収入もある。例えば特許使用料だ。先日のニュースの件は8月になってからの話なので2Q決算以降に貢献するだろう。
円グラフにあるように、任天堂の売り上げの半分くらいは南北のアメリカ大陸の国となっている。ほとんどはUSだろう。

販売費、管理費

売れ行きが悪くなると広告を出したり、値引きをしたりする。そういう経費が販売費、管理費に見えてくる。
下図のように昨年よりは増えているようだ。売れ行きが悪くなったのでテレビCMを増やす、というようなことをしているのだろう。
これにより、営業利益は前年比で-17.3%と減っている。

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

連結業績の予想

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

子会社含めた任天堂の連結業績の予想は、やはり絶好調だった2021年3月期よりは下がる。売上高で-9%、純利益で-29.2%だ。
それでも赤字になっているわけではなく、3,400億円もの黒字になる。素晴らしい企業だ。

スイッチの販売状況

さて、スイッチ自身の売れ方の内訳だ。

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

昨年度と比べて売れた台数は減っている。この3ヶ月でスイッチが331万台、スイッチライトは114万台売れたようだ。

ゲームについてはあつ森は売れ行きが鈍っているが、代わりに新しいゲームが売れている。ポケモンスナップだけで207万本だ。大ヒットといえる。

そしてスイッチの累計販売台数は8500万台以上になった。

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

昨年度はスイッチライトが売れたが今年はあまり売れる予想になっていないのは、昨年度はスイッチが手に入らないのでスイッチライトで我慢したユーザがいるのだろう。
しかしスイッチライトはテレビに表示できないなど制約があるので、やはりスイッチを買いたいと思う層がいると思う。
そのため、スイッチ単独の予想は2022年3月期も増えるとしているのだろう。もちろん新型の登場もあるが。

最後にミリオンセラーゲームの紹介

毎回あるが、資料の最後にはミリオンセラーになっているゲームの紹介がされている。もちろん自社ソフトだけだが。

任天堂2022年1Q決算

任天堂2022年1Q決算

あつ森は累計で3,389万本と圧倒的だ。これを超えるのは初期に出ているマリオカート8だけだ。こちらは3,708万本。

10月の新型登場を控えているが、発表時に期待が失望になって株価が下がった。他にも価格が高いことに対して、落ち込んだ利益を盛り返すためではないかと金融系のニュースに出ていたが、それに対して任天堂がtwitterでコメントを出している。

海外だけでなく日本でもワクチン接種は年内にほぼ終わるだろう。しかし予定外の変異株による再蔓延により、再び各国でもロックダウンの可能性があり、日本も最近の新規陽性患者数を見る限りは楽観視できない。
今後再び学校が休校という事になれば任天堂に再び追い風が吹き、スイッチの台数は上乗せされるだろう。

一方でPS5の状況

ソニーも同時期に発表し、プレーステーション5の販売が全世界で1,000万台になったそうだ。我が家にはいまだ来ないが、そろそろ供給が落ち着いてきたようにも見える。
スイッチと同様にこの夏から年末にかけて、更に販売台数が増えるかもしれないな。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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