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小中学生には公費でPCやタブレットが貸与されて、学校ではリモート授業やPCを使った討議をするなどいろいろなことに使われている。
高校も同様に進められているが、義務教育ではないため実態は小中学校とは異なる。
徳島で起きた問題について問題発生から1年経っている。若干の進展があったようだ。
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前回の記事はこちら。
前回の記事では徳島知事が激怒していると書いた。新学期までに対策が求められていた。
しかし対策はされず、必要台数のほとんどが故障したまま4月の新学期を迎えた。
故障理由の多くはバッテリ膨張。粗悪なバッテリを使った結果だろう。
故障したうちの初期のものは修理を行っているので、現状足りていないのは1,464台という。足りない台数は数人で端末を共有しているそうだ。
徳島県にタブレットを納入したのは四電工であるが、7月末までに追加納入すると発表している。これで1人1台の環境に戻すことが可能だ。
四電工の幹部は教育委員会を訪れて謝罪し、無償で500台の提供、2,000台のバッテリ修理、今後も1,000台上限に追加修理すると報告したそうだ。
ここで前回も引用したひろゆき氏のXへの投稿を再度引用する。
高校生に配備のタブレット「3年もたず半数超が故障」の異常。
素人が値段だけでPCのスペック決めると失敗する。
パソコンやスマホやタブレットは長期間使い続けるものなので、安物買いの銭失いにならないように、信頼出来るメーカーから買うべきですよ。https://t.co/rPa0j06w9Y— ひろゆき (@hirox246) March 17, 2024
安物買いの銭失い。まさにこの言葉に尽きる。
四電工は自らの負担で追加の提供、修理の保証をしているが、そもそも端末の品質問題だ。今後は上限1,000台まで修理というが、ではそれ以降の故障はどうするのだろうか。
端末の品質が悪いという根本問題と、交換端末がない、対応が遅いという表面的な問題。
表面的な問題だけ対応してそれで終わりとしても、根本的な問題が対策されていないので再発する。
すべきはツーウェイ製の粗悪な端末を全部廃止して、良質なメーカの端末に交換することだ。そのためには修理よりも巨額な費用が必要だ。四電工だけでは負担できないだろう。
徳島県も追加で支払い、両社の負担でまともな端末に交換する。そうしない限り徳島県の高校生が哀れだ。徳島県の知事にこの記事が届くことを祈る。
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