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EPIC GAMESが開発するゲームのプラットフォームであるUnreal Engine。
その最新版がUnreal Engine5で2022年にリリース予定だが、先行リリース版で作られたゲームが公開された。
これはなかなかすごいのではないかい。
PCゲームのまとめはこちら。
フォートナイトを提供するEPIC GAMESが開発するゲーム用プラットフォームだ。
プラットフォームって何?簡単に言えば、OSと同様に、ハードの差分を吸収して、プラットフォーム上で動くソフトウェア(この場合はゲーム)はハードの違いを意識することなく作成できる。
そういう環境を提供するソフトウェアだ。
もちろん、CPUが異なるしハードの機能、性能も違うので完全に互換性のあるソフトウェアを1つだけで複数のハードウェアに提供することはほぼ無理だ。例えばPS5で動くゲームとスイッチのゲームを1つで書けるかというと、
書くことはできても見栄えは異なる。またセンサーが異なる差分があるので、PS5にある触覚センサーを使ったゲームはスイッチではどうやっても作れない。
最終的にはハードを意識した処理を記述するのかもしれないが、そうでないところは1つで記述できれば開発費が少なくなるし、バグは1つでつぶせるし、いいことが多い。
だから昔からこういう物は書くソフトウェアハウスの秘蔵の品として作られていたと思う。
最近はそれがOSSであったりOSSでなくてもそれに近い形態で提供されるようになったりと、いい時代になった。
自分は詳しくないので、Wikipediaの記述を引用する。
2020年5月14日にPlayStation 5のプレイ映像で発表。PlayStation 5、Xbox Series X/S、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC、Mac、iOS、Androidに対応する予定である。この時点で発表されているコア技術としてNaniteとLumenがあり、それぞれ今後のゲーム業界に革新的な進化を与えるものとなっている。2022年初頭にフルバージョンが正式リリース予定。
Nanite(ナナイト)
仮想化ジオメトリ技術で、数億ポリゴンを超える映画品質のモデルを直接扱えるようになる。製作者はLOD(詳細度)やノーマルマップの作成が不要となり、今後ゲーム開発が非常にスムーズなものになる。Lumen(ルーメン)
完全動的なグローバル・イルミネーション(GI)技術で、UE4よりも高品質かつスピーディーなワークフローを実現する。開発デモ映像では30fpsでの動作となっていたが、正式リリース時には60fpsでの動作を目指すという。なお、鏡面反射などはサポートされていない。
要は、フォートナイトの画面を数億のポリゴンで作成したきれいな画像で提供できる。そういうゲームが出てくることに期待できる。
そのサンプルになるゲームが提供されたので、早速試してみた。
そのゲームの名は、The Market of Light。光の市場だ。プレイヤは蛍を操つり3つの宝石を探す。
インストールはここから開始する。
ではインストールを進めよう。
このゲームはPCではSteam上で動く。自作メインPCのJisaku7にはインストールしていないので、まずはSteamからインストールする。
インストールしていないので右をクリックする。
インストールのためのウイザードが表示される。基本は次へをクリックしていく。
言語はもちろん日本語。次へをクリックしていく。
インストールが終わったので起動する。ダークなウインドウが開く。
ベンチマークのPCMarkを使うときに実はSteamを別PCにインストールしたのでアカウントは作っている。今回は既存のアカウントにログインする、をクリックする。
新しいPCに対してはメールで多要素認証を行うようだ。メールが送信されるので、そこに書かれたアクセスコードを入力する。
ラウンチャーが起動する。現状はまだインストールしていないので空っぽ。
改めて最初のページに戻って今度はSteamはインストール済みをクリックする。すると下図になって、ゲームのインストールができる。
インストールが終わると、ラウンチャーにこのように表示される。
CGで描かれた画面なのだが、パッと見てそう思えない。ビデオでも再生しているのかと思う。
スペースキーを押すと前に進み、カーソルキーで上下左右の方向を決める。バックはできないので旋回するようだ。
進んでいくと、明るい中庭が見えてくる。これが光の市場か。滑らかに動くが、若干遅く感じるのはGPUのスペックだろうか。
蝶の羽をもつ石像、青空がみえる。これ。みんなCGだ。
木の葉も1つ1つがデータとして定義され、近づけばそれがわかる。
ゲーム自体は簡単なものだが、Unreal Engine5の機能を知るにはいいデモゲームだ。
先のページにはハードウェア要件が書かれている。
最低:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10 64-bit
プロセッサー: 4-core 3.20 GHz
メモリー: 8000 MB RAM
グラフィック: GeForce GTX1070
DirectX: Version 12
ストレージ: 25000 MB 利用可能
追記事項: ※実行するPCのスペック次第では、十分なフレームレートで動作しません。
ノートPCではまだまだ4GB RAMが現役PCだろう。そういう点ではこの1,2年のPCでないとメーカ製では該当しないかもしれない。
開発元のhistoria.incは日本の会社なのだろうか。日本語のWEBがあり、下記のように書かれていた。
この「Nanite」と非常に大きなテクスチャを扱える「Virtual Texture」を使用する事で、
約49億ポリゴン、8Kテクスチャ253枚+4Kテクスチャ1065枚での構成を実現しました。
49億ポリゴン!ゲーム自体が20GBを超えるものであり、驚愕のデータ量。圧巻のビジュアルだ。
次世代のゲームプラットフォームを試したい方はインストールして試してみて。
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