IrvineのもっとPC自作日記
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Windows10 Mobile のNuans Neoその後 購入1年レビューとサポート切れ間近

 

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Windows10 Mobile のNuans Neoその後 購入1年レビューとサポート切れ間近

2020年3月1日更新
サポート切れまで半年を切った。その後のWindows10 Mobileスマホの様子。
サポート終了済みのWindows10 Mobileを使ったスマホ、Nuans Neoのまとめはこちら。

Windows10 Mobileを振り返る

マイクロソフトのモバイル戦略の要として登場したWindows10 Mobile。
発表当時はWindowsから連想される企業向け用途から雨後の筍のように
新興各社から発表され、発売された。
中にはメモリ量を絞って安価にしたものもあったので、当時はバカ売れしたものだったが、
バブルはすぐにはじけた。
ソフトなければただの箱。
かつて8ビットのパソコンが登場した頃、家電各社が競って投入し、
ソフトウェアもハードウェアも互換性のないパソコンがたくさんあった。
互換性がないので例えばA社のパソコン向けのゲームが作られ好評だったとしても、
B社のパソコンでは使えなかった。移植されるまで待たなければならなかったし、
マーケットが小さいと判断されれば移植されることもなかった。
そういう経緯で各社の撤退が相次ぎ、最終的には日本市場では圧倒的なシェアのNECと
他数社だけが残った。そのNECもWindowsの登場で安いDOS/Vマシンの登場で消えていった。

この歴史はくりかえす。
Windows10 Mobile自体はデスクトップのWindows10のUWPアプリケーションと
互換性がある程度はあったが完全ではないので、移植が必要だ。
(ソースコードやSDKを見ていないので推測。マーケットに提供されている
アプリケーションにデスクトップのみのものがあるので、おそらくそうだろう)
ましてiOS、Androidとは互換性がない。
結局作り手にとってはマーケットシェアの低いOSが一つ増えたのみで今後の成長が見込めず、
多様なアプリケーションが提供されることはなかった。

こうしてiPhoneともAndroidとも異なるユニークなプラットフォームは登場から
数年で消えることとなった。今回は購入して1年使った使い心地とその他気になることを書く。

購入当時の記事はこちら。

ホールド感

最近のスマホに比べると分厚い。ケースをつけて使っているので、更にそう感じる。
持ちやすいかと言われると、薄過ぎないので持ちやすいが、少々重い。

右側面

右側面

と言ってバッテリ容量は大きくはない。何世代か前のスマホと言える。
SoCはSnapDragon617なので世代で言えばmoto g4 plusと同じ。

通信性能

購入時のレビューにあるように、LTE対応とはいえ何世代か前のデバイスなので
速いわけではない。しかし、ゲームをするわけではないので困ることはない。
測定データはここに書いた。

SoCの性能は、測定ができる適切なツールを思いつかないため、やってない。

アプリケーション

上にも書いたが、必要なアプリケーションは揃っていない。
ただし、最低限のレベルは有る。WEBブラウザ、メールはある。問題はほかだ。

春先にfacebookが提供するアプリケーションがサポートを終了した。

以後はブラウザでアクセスする。アプリケーションの良いところは、
ブラウザ版よりもUIが優しくなっていることだろう。
ブラウザでは数ステップ必要な操作が1つでできる、という場合が多い。
HTMLに制限されないから複雑なことも可能だ。
今のところ、自分が使うアプリケーションではfacebookの動きに続くところはない。
まだサポートは継続しているようだ。

バグ?

最近でも月に1回のセキュリティパッチは、提供されている。

1908のパッチ

1908のパッチ

8月のパッチを適用したあと、動作がおかしくなった。
ブラウザを使っていると数分で表示がとまり、edgeが再起動しているようだ。
再び見ると、見ていたタブにエラーメッセージが表示されており、前の表示に戻れない。

edge再起動

edge再起動

数分で発生するので、非常に困っている。仕方ないので、次のパッチ適用までは使用を控えるか。

サポート期限

今年12月でセキュリティパッチの提供が終わり、サポートが終了する。
以降は重大な問題があっても基本的にはパッチは提供されない。
(といいつつWindows XPには、今でもたまに提供がある。提供有無は影響度も考慮されている)

使い続けることは可能だろうが、何があっても自己責任だ。
マイクロソフトのモバイル戦略というとかなり歴史があるが、とうとう自製OSを諦めた。
以後は小型PCはARM版のWindows、スマホはAndroidやiOSへのアプリケーション提供で行くようだ。

Windows CE,Windows Phoneなど出ては消えていったモバイル機器たち。
これから先のことはわからないが、マイクロソフトが小さいデジタル機器の覇権を
握ることはなさそうだ。ますますクラウドにのめり込んで行くのだろう。

いつの日か、マイクロソフトがWindows提供をやめるという日が来るかもしれない。
その時に、今年のW10Mのサポート終了を思い出すのだろうか。

心残りなのは、いまだコンティアムの評価ができていないことだ。
なぜか表示してくれない。と言ってサポートしている機器をいまさら買いたくないし。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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