スポンサーリンク
最初に報道を聞いたときは結構驚いた、amazonが提供する無人でレジなしのコンビニ。
amazon GOと呼ばれるその無人コンビニシステムを、amazonが外販するというニュースがあった。
当初のamazon Goはamazon社内のコンビニで試験運用していた。
その仕組みは、こうだ。
ここにレジで商品を確認する人も、物理的に電波などで商品の移動を検出するRFIDも介在しない。
人がでてくるのは、商品棚に並べるときだけだ。
では、どの商品を持ち出したと認識するか?
ここは自分の勝手な想像だが、各社の実装方法によって違うのだが、
amazonでは多数のカメラで手にしているものを形状を認識して、店から持ち出した物が
何かを把握するようだ。(もちろん、このあたりは企業秘密なのだろう)
形状認識はパッケージだけでなく、パッケージに書かれている商品名、QRコードなどありとあらゆる手掛かりに
なりそうな情報が対象と思う。
かなり精巧な形状認識技術と、画像解析技術が必要だ。例えば商品を隠しながら鞄に入れるようなことを
しても認識されるというので、多数あるカメラで少しでも映れば認識できるのであろう。
amazon社内の1号店で実験を重ね、シアトル、ニューヨークなどの大都市に展開した。
空港でレストランを運営する企業がこのシステムの採用を表明し、すでに運用が始まっている。
外販に際してのシステムの名称は、Amazon Just Walk Outだ。
いずれ、日本にも来るだろう。
日本でもNECなどが自社内で実験店舗を始めている。おそらく特許などの制約を避けて
別の方式で実装しているのだろう。
RFIDなど物理的なものを使わないとすると、カメラと重量センサーくらいしか思いつかない。
棚の位置で商品を判断するくらいはできるかもしれないが、それだけでは誤った判断をしそうだ。
商品の判断にはいろいろな条件を組合わせて、決めているのであろうと思う。
新たな市場を開拓するイノベータとしてのamazon。無人コンビニの次はなにだろうか。
amazonは自社ECサイトの運営用にコンピュータ資源を集中管理するクラウドで成功し、
AWSとして世界中で販売している。
AWSのイノベーションはとどまることを知らず、毎年多くの新しいサービスが生まれている。
そこからどこかの企業がお客様分析を行って、売上を上げたとか、そういう話を毎年のように
AWS Summitで聴いてきた。
Amazon Just Walk Outもおそらく成功するだろう。
amazonが挑む次のイノベーションは何か?今後も目が離せない企業である。
PR