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eSIMというのは端末内蔵のハードウェアとソフトウェアにより、SIMカードなしで回線情報を
設定できる技術だ。ソフトバンクが先行していたが、やっとau、ドコモも対応を開始した。
ずっと使っている auについてのまとめはこちら。
なんといっても、契約時に物理的なSIMカードの配送が不要なことだろう。
町のショップや家電量販店に行ってその場で契約するか、オンライン契約の場合は契約後に送られてくるまでの数日を待つことになる。
つまりオンラインで契約を完結できない。
一方でeSIMはそれができるようになる。SIMカードがないので、eKYCで本人確認ができてクレジットカードなどで支払いができたら、即データが配信されて利用可能になる。
30分、あるいは1時間程度の待ち時間で利用可能になるようだ。
一方でデメリットとして考えられるのは、端末故障時にSIMカードを抜いて予備機に移し、回線の利用を継続することが容易にはできないという事だ。
ショップに行くのか、故障窓口に連絡してデータを再配信してもらうしかない。
ショップでは手数料もかかる。SIMカードを移し替えるだけだったものが面倒になるかもしれない。
自分の考えは近い将来に、交換できたバッテリが内蔵固定になってできなくなったように、SIMカードもなくなってeSIMだけになっていくのだろうと思う。避けられない技術だろう。普通サイズのSIMカードが懐かしい時代になりそうだ。
8月末に発表されている。
発表によれば、
au Online Shopやauショップにて契約する際にeSIMでの回線契約が可能になった。再発行も可能だ。
eKYCにより本人確認ができれば、オンラインで申し込みから開通まで対応可能になる。
SIMカードの抜き差しが得意でない人には朗報だろう。
対象デバイスはこちらに書かれている。AndroidはPixel5のみだ。
なお、auの発表ではあるが、povoについては言及がないのでpovoはまだ非対象のようだ。
3社の20GB低価格料金プランではpovoのみがeSIM非対応になる。(注:2021/10/11 追記 povo2.0で対応済み)
ドコモも同様に発表している。
9月8日からサービス提供を開始する。最短1時間で開通する。ahamo
eSIM対応機にはiPhone(XS以降)とiPad(第7世代以降)が加わる。おおよそ2018年発売の機種以降が対象か。
eSIMの再発行も可能と書かれている。
詳細は上記URLを参照のこと。
IIJmioのように実験的にeSIM契約の月額料金を安くしている事業者も出てきた。
使い方によっては今後が楽しみな技術だ。
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