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2021年6月8日夕方に世界中を襲ったネット障害についてまとめる。
自分は何も影響がなかったが、その時間帯に子供が
scratchにログインできない
と言っていた。今思うとこのためなのかもしれない。
8日19時ごろに各社のWEBにアクセスすると正常に表示されなかったそうだ。対象になったものはamazon、メルカリなどいろいろな業種に及ぶ。
同時に複数の業種のWEBサイトがダウンする=awsの障害
という刷り込みが完了している。安直だがだいたい真実だ。
1時間程度で障害は復旧。その原因は驚きだった。
なんとawsが原因ではなく、Fastlyが原因だったという。
Amazon、Twitch、メルカリなど多数のサービスで障害発生中https://t.co/dXww5hJFEA
SNSでは原因について、AWS障害を疑う声もみられるが、AWSのサイトで見るかぎりステータスは正常。一方、CDNサービス「Fastly」では同時間帯に障害が起こっており、こちらが原因ではないかと推測する声もみられる。
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) June 8, 2021
Fastly?聞いたことがない。
しらべてみるとCDNを提供するサービスのようだった。
Contents Delivery Network、略してCDNと呼ばれるこの種のサービスは、WEBサーバへの負荷集中を避けるため、レプリカを世界中に配置して、アクセスを速くする仕組みだ。
例えばUSのサーバのサイトにアクセスするとなると、どんなに高速な光海底ケーブルを使っても数百ms程度の応答速度になる。距離が離れていることと、途中で何段も中継する機器があるためだ。これを避ける方法はいくつかあるかもしれないが、一番簡単なのはユーザの近くにWEBサーバがあればいい。USのサーバの中身と同じものが日本にあればいい。
これを提供するサービスがクラウドサービスの一部として使われるCDNだ。
クラウドでなくてもCDNは使えるのかもしれないが、自分の知っているものはawsの中で提供されているものだ。その1つをFastlyが提供しているようだ。
本物のWEBサーバにアクセスするリクエストをCDNが提供するレプリカサーバにリダイレクトして、応答時間を速くする手法である。
発生時刻の頃にFastlyで障害があったそうだ。どうやらこれが原因なのだろう。
出典:Fastly WEBページawsが原因ではなくてもawsで動いていた一部のサービスを利用できず困ったユーザはいただろう。
もはや、クラウドなしで生活は成立しない状況だ。障害は発生することを避けられないので、発生したらすぐ復旧させてほしいものだ。
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