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コロナウィルス騒ぎはもう1年半以上続いているが、春先からのデルタ株(インド株)の登場で
次のステージに進んでしまったようだ。
新規陽性者数が頭打ちなのは検査が追い付かないためであり、入院先がないから自宅で待つ人が2万人を超える。
こんな状況だからか、新たな問題が発生した。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
コロナウィルスによるクラスター(感染者集団)はいくつも発生している。小売店、接客業、塾、といったところだ。
すでにクラスターをつぶせばコロナウィルスの蔓延が防げるという時期ではないそうだが、
そうはいっても集団感染が発生しているところを早期につぶしていかなければ感染者はどんどん増える。
デルタ株は空気感染しているという説もある。諸兄もお気を付けを。
そんな中で福井の工場でクラスターが発生して日経に掲載されていた。
村田製作所の系列会社の工場で100人規模の感染者が発生し、操業を停止したそうだ。
これにより、村田製作所の株価が下がったそうだ。(自分はそのニュースで知った)
どの会社でクラスターが発生して停止したとしても社会に影響がない、ってことはないだろう。
違いがあるのは、影響の度合いだ。
限定的な分野に関係する会社であれば比較的社会への影響は少なくて済む。
たとえば先の例の接客業の場合だが、その店はもちろん収益に影響があるとしても社会全体からすれば代わりになる店があるはずなので、影響は少ない。需要が多数あっても供給側も多数あれば問題が少ないという事だ。
問題は供給側が少ない場合だ。需要が多く供給が少ないと影響は深刻になる。
昨今の半導体不足の話がそうだし、2012年のタイ洪水から始まったHDD不足の問題もそうだった。
今回の村田製作所は、スマホでつかわれる積層セラミックコンデンサを生産している。
日本製のコンデンサは優秀という評判なので、PC用の電源でも宣伝文句に日本製コンデンサ使用、と書かれたりもする。
コンデンサの供給者はそれほど多くないだろう。今回の操業停止は31日までという発表だったが、長引けばスマホの生産計画にも影響が出てくる。
生産問題で半導体が足りないばかりか、コロナウィルスのためにコンデンサといった基本的な部材までも影響が出ている。
暫くはコロナウィルスのために部材を作る工場が停止するリスクを考えていかなければならない。
メーカにとっては頭を悩ませる時代だ。
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