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総務省の指摘で、ドコモとauが解約に関するページを検索対象に
していなかったことが判明。その方法はどういうやり方だったかについて。
ドコモについてのまとめはこちら。
色々なところからニュースが出ているが自分は下記で知った。
内容を要約すると、
ということ。解約したいと思った時にたいていの人は店に直接行くか、その前に検索して方法を調べるだろう。
店に行っても本人確認資料がない、など指摘を受けて再度で直すことになりかねない。最近のショップは
相当待たされるのでそういうのは勘弁してほしいと思うものだ。
その検索サービスから解約に関するページを意図的に隠していたという事なので、あまり褒められたことではない。
両社とも反論することもなく即座に修正したので、認めているのであろう。
ちなみに今更検索するとちゃんと表示している。(bingで検索)
WEBページはHTML(Hyper Text Markup Language)という記述言語で書かれているが、タグというもので
いろいろな指示をする。例えば太文字にしたければ
<strong></strong>
で囲む。囲むとこのように太文字になる。
こういう文字の修飾意外にHTMLは拡張されており、スクリプト言語を動かしたり、検索サービスに何らかの
メッセージを伝える意図のものがある。その一つにnoindexという物がある。
これがなにかというと、検索サービスに対してこのページを検索対象にしないでくれ、という宣言だ。
もちろんこの宣言を言葉のまま受け入れるかどうかは検索サービス側の都合だが、HTMLという規格の
準拠度を考えると対応しないわけにいかない。その検索サービスは品質の良いサービスとして見なして
もらえなくなる。だからまじめにタグの意図を汲んで対応する。その結果、解約に関するページは
検索対象とされず、表示されなかった。
このタグが検索してほしくないという意図のものであるが、本来は中間状態で作られるページ、
例えばECサイトで見積もりを表示するページとか、ユーザアカウントに紐づく個人情報が格納されている
ページなどで使われるものであろう。
そういうページは検索サービスが他の人の要望で検索しようとしたときにページが存在しない場合があるし、
または個人情報なので検索されては困るページである。
そういう用途のものを悪用した、といってよいだろう。
解約のためのページを検索させないのは、解約してほしくないからだろう。解約したい動機があるユーザに
対して不誠実である。そういう企業の姿勢は是正されるべきだ。
一方で携帯電話事業は料金値下げなどいろいろ話題になっているが、もともと各社で持っている電波が
公平に渡っているとは限らない。有限資源の電波であるので、どうしても後発の会社にわたる電波は
残り物になってしまう。
資本主義である以上、競争は公平にかつ透明であるべきだ。日本はいつまでたっても競争するときに
足を縄でくくっていたりすることが多い。役所が悪いのか、世間の認知が悪いのか。
どっちにしても世の中徐々に変わってきている気がする。改善されていくといいが。
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