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ギガホであのサービスが1年無料とKDDIが連携加速

 

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ギガホであのサービスが1年無料とKDDIが連携加速

年末にあった提携の携帯キャリア会社のニュース2件について思うところ。
ドコモについてのまとめはこちら。

ずっと使っている auについてのまとめはこちら。

ドコモの契約でamazon Primeが無料

昨年登場したドコモの料金プランであるギガホ、ギガライトを契約すると
amazon Primeの会費が1年間無料になる。4900円の価値だ。
既存契約も対象になる。
キャンペーンなのでいつの日にか終了すると思われるが、春までは継続だろうか。

永年無料となれば、雪崩のようにユーザが移動するのだろう。
さすがにそうはいかない。
他にd払いでdポイントがポイント5倍のキャンペーンをやっている。
こちらは3月までと既に期間が決まっているが、一昨年のpaypay祭のように無条件で安くなる、
あるいはポイントが増量されるので、d払いを使う諸兄にはたまらないオファーだろう。

auの提携

一方でauを提供するKDDIは提携の話を2件出していた。

facebookとの提携

5G開始を見据えて、コンテンツ開発でKDDIとfacebokが提携すると報道があった。
AR、VRを駆使した商品販売システムを提供するそうだ。

facebookといえば最近はInstagramもかつての人気に陰りが出て、
次の屋台骨を探しているように見える。
1つがUS内でも賛否が割れている仮想通貨のLibra。
他には聞いていないが、今回のKDDIとの提携話にあるように、色々やっているのだろう。

au WalletをPONTAに統合

もう一つ。
年末近くに驚いたニュースが、au独自のポイント制度であるau Walletを
コンビニのローソンやリクルート系のサイトで使えるPONTAに統合して切り替えるという報道。
2020年5月にPONTAに切り替え、au Walletは消滅する。

元々携帯電話会社は独自ポイントで囲い込む戦略をとっていたが、
ソフトバンクは2014年にTポイントに切り替えた。
一方のドコモは未だ独自ポイントのdポイントを継続しているが、
ドコモ自身が次の収益源として考えているのか、かなりテコ入れをしている。
上記のようにいろいろな会社と提携してdポイント〇倍、という表示をよく見る。

しかしauはポイント戦略をあまり進めていなかった。
携帯電話の利用でたまるポイントは基本的には携帯電話の購入くらいにしか使えない。


他方で他の2社は、他でためたポイントを携帯電話購入に使うこともできるし、
携帯電話の利用で貯めたポイントを他のことにも利用できる。

Tポイントのようにエコシステムが巨大にできていたものに加わると、相乗効果でポイントが貯まる、使えるとなる。
そのエコシステムに加わる企業を優先して使ってもらえそうだ。
逆にそのエコシステムから外れている企業は魅力的な商品、サービスを出しても
なかなか買ってもらえないことになる。

この点をauは問題視したのだろうか、独自路線のau Walletをあっさり捨てて、PONTAに乗り換える。
英断といえるが、ちょっと待て。

PONTAの使える企業

自分自身でもPONTAはあまり使えるイメージがないので、今後どのくらいの
企業が参加するかで変わってくると思うが、現状は下記の通り。
併せてTポイントも書く。

2020年1月時点

分野 PONTA Tポイント
コンビニ ローソン ファミリーマート
レンタルビデオ ゲオ
ガソリン 出光昭和シェル(一部では未対応) ENEOS
金融 SBI証券、住信SBIネット銀行、十六銀行 新生銀行、地銀、アプラス、オリコ、ポケットカード、三井住友カード、Yahoo!カード
物流 サカイ引っ越しセンタ、日本通運 ヤマト運輸
宿泊 ルートインジャパン 東急ホテルズ
レンタカー オリックス自動車、トラベルレンタカー ニッポンレンタカー
衣料 AOKI 洋服の青山
教育 GABAマンツーマン英会話
娯楽 HMV、セガゲームス
通信 NTT東日本、西日本
住居 アパマンショップネットワーク ミニミニ
ネットサービス リクルートホールディングス ameba、Yahoo!Japan、マイナビ
ネット通販 Yahoo!ショッピング、LOHACO
交通 JR九州、JAL 東京無線
小売 高島屋、コジマ TSUTAYA、カメラのキタムラ、アシックス、ウェルシア
食品小売 マルエツ、マミーマートなど
ホームセンタ ジョイフル本田、島忠ホームズ
家電小売 エディオン
飲食 ガスト、バーミヤンなどすかいらーく系列、牛角、出前館
ファストフード ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、すき家、ビッグボーイ 吉野家、ロッテリア、
車用品 オートバックス
電気ガス 東京電力エナジーパートナー、西部ガス、ENEOSでんき
通信 ソフトバンク、トーンモバイル
新聞 毎日新聞
住居 LIXIL

Tポイントは昨今脱退が多かったが、PONTAに比べると
分野、選択肢は倍以上という印象がある。

auのポイント制度の行先

PONTAに乗ったとしても、乗った船が小型船なので
KDDIの考えている戦略にはまだまだ足りていなさそうだ。
中堅どころのポイントとの合併をしてさらに大きくするのかもしれない。
果たしてどこか、あるだろうか。

GAFAとの協業

話しを提携に戻す。
この2社の動きを見ていると、どちらも国内の売り上げの底上げに
GAFAや他のエコシステムの力を利用したと言える。
中でもGAFAは今は巨大すぎて、同様のスタートアップがそこに追いつくのはほぼ無理と言われるまで成長した。

先日Google親会社のアルファベットもとうとう時価総額1兆ドルを超え、
GAFAのうちで1兆円になっていないのは不祥事で出遅れたfacebookだけだ。
他のGoogle、Apple、Amazonは超えており、
これらに加えて今や「老舗」と言えるMicrosoftの4社が1兆ドルクラブだ。

USや日本だけでなく、全世界でこれら5社の製品、サービスは使われている。
これら5社を抜きにビジネスを考えることが難しくなっており、今回の提携話になったのだろう。

ただ、この状況が続けば、いずれGAFAなどによるM&Aの流れとなり、
GAFAの巨大化と国内産業の衰退ということになるのだろう。
ポイントはすべてドルと等価、なんて時が来るのかもしれない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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