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10年くらい前までは、スマホや携帯電話はバッテリの交換が可能だった。
その後の薄型、大容量化の流れで、バッテリ交換が不可なものがほとんどとなった。
EUが今更ながら、バッテリ交換が可能なことを義務付ける規則を決めたそうだ。
スマートフォン、タブレットに関するニュースのまとめはこちら。
ヨーロッパ連合(EU)は米ソの2台国家の対立の中で没落していたヨーロッパ諸国が、1つ1つの国ではかなわないものの連合すれば第3極になると考え、1970年代頃だろうか、ECから始まって今はEUに発展した。
その成果は通過をユーロに統一したとか、加盟国間の国境の入国検査をなくしたなど、1つの大きな国を目指していく途中を思わせる。
ただ一方で、国の内政の事情によりイギリスのように離脱する国も出てきた。すべてうまくいっているわけではない。
そのEUはアメリカに対抗して独自のルールを科すことが多い。存在意義を見せているのかもしれないが。
例えばちょっと前にあったこのニュースだ。これによりiPhoneの端子はUSB-Cに変更が決まっている。
スマホに限らないのだが、こう書かれている。
Designing portable batteries in appliances in such a way that consumers can themselves easily remove and replace them;
消費者が容易にバッテリ交換できることを求められる。
実施時期は明確に書かれていない。いつからになるか不明だ。
上述のように10年以上前の状況に戻ることになる。EUで売れなくなるものをそのまま作り続けることはないだろうから、アメリカや日本で売るものも同様に対応されるだろう。
消費者にとっては4年程度でバッテリが劣化するものだから交換できたらその方が良いのだが、問題がある。
余計な部品が必要になるので、コストアップや故障の原因になる。また薄くできなくなる。
専門家ではない人が触る前提であれば、最低限の仕組みでは提供できない。フールプルーフを考えて交換する仕組みにする必要がある。
そういう面倒くさい工程によるコストアップは消費者に回され、もしかしたら誰も得しない状況になるのかもしれない。
SDGsのためにはもちろんいいのだが、厚さ1cmのiPhoneを今のユーザが受け入れてくれるか、だな。
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