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ミッドレンジスマホ用に新たなSoC登場 Snapdragon732G

 

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ミッドレンジスマホ用に新たなSoC登場 Snapdragon732G

いまやよほどの低価格スマホをのぞくと、ほとんどの端末に搭載されている
クアルコムのSnapdragonシリーズ。クアルコムから新しいミッドレンジ用の
SoCが発表された。
CPU,SoCニュースのまとめはこちら。

ラインナップ

クアルコムのSnapdragonシリーズは番号で用途を区別している。

  • 800番台 ハイエンド
  • 600番台 ミッドレンジ
  • 400番台 廉価版ミッドレンジ
  • 200番台 ローエンド

近年は200番台を見ることはなくなり、400番台もごくまれにしか見ない。
400番台はほとんどがMediaTekに置き換えられてしまったようだが、ファーウェイの問題の
影響でまた戻ってくるかもしれない。
一方で600番台のSoCでは物足りないが、800番台ほど高いのは困る、という需要にこたえるためなのか
700番台が近年登場した。

その700番台の最新のSoCが先ごろ発表されている。

特徴

前のSoCである730Gと比べると、CPUクロックが2.2GHzから2.3GHzに上がり、グラフィックを描画する
レンダリングは15%向上という。
つまりミッドレンジの端末でゲームするには向いているという事だ。

前の730Gについては追っかけていなかったので比較してもよくわからない。最新のSoCで比較してみよう。

モデル番号 865+ 765G 732G 665 460 215
アーキテクチャ、コア数 Coretex-A77+A55
8コア
Coretex-A76+A55
8コア
Coretex-A76+A55
8コア
Coretex-A73+A53
8コア
Coretex-A73+A53
8コア
Coretex-A53
4コア
最大クロック 3.1GHz/1.8GHz 2.4GHz/1.8GHz 2.3GHz/1.8GHz 2.0GHz/1.8GHz 1.8GHz 1.3GHz
メモリ規格 LPDDR5 2750MHz(4x16bit) LPDDR4X 2133MHz(2x16bit) LPDDR4X 1866MHz(2x16bit) LPDDR3 1866MHz
LPDDR4 1866MHz
LPDDR3 993MH
LPDDR4X 1866MHz
LPDDR3 672MHz
モデム 下り 2Gbps(LTE)
7.5Gbps(5G)
上り 316Mbps(LTE)
3Gbps(5G)
下り 1.2Gbps(LTE)
3.7Gbps(5G)
上り 210Mbps(LTE)
1.2Gbps(5G)
下り 800Mbps
上り 150Mbps
下り 600Mbsps
上り 150Mbps
下り 390Mbps
上り 150Mbps
下り 150Mbps
上り 50Mbps
Geekbench ver.5 single/Multi 900/3450(865の性能) 650/1950 550/1700(730の性能) 300/1350 150/900
採用機種の例 ASUS Zenfone7 Pro、Galaxy Note20 Pixel 4a(5G)、OPPO Reno3 5G、moto razr 5G Pixel 4a、Xiaomi Mi Note 10
(ただし両機ともSnapdragon 730Gを搭載)
OPPO Reno3A、moto g8 plus、Xperia 10II

*Geekbenchの性能はここから引用。

末尾に「G」が付くものは5Gに対応できるものと考えてよいだろう。865+を含めて765G,732Gはともに
5G用のモデムを搭載することで5Gでの通信ができる。日本は今年春からの5G通信だがグローバルでは
昨年から始まっておりエリアも広がってきている。
日本のように端末代金を割り引く制度が前提としてあったわけでもないので、着実にハイエンド端末は
5G搭載に移行している。ハイエンドといっても1種類ではない。800番台と700番台と2ラインを用意し、
CPUパワーが必要なものは800番台、そうでないものは700番台と区別している。

今後の端末への搭載

価格の面で200番台、400番台はMediaTekには勝てないのだろう。遠からず終息していくものと思う。
一方で600番以上が生き残るにしても、600番台では最近のアプリは苦しくなってきた。
特にドラクエウォーク程度のゲームであっても600番台では厳しい。
実際にmoto g7 plusでプレイする場合とOPPO RenoAでは体感がかなり違っている。
前者が636、後者は710だ。決して激しいゲームでもないドラクエウォークでも反応が悪く感じるようでは
ゲーム用途の購入は600番台に対しては難しい。700番以上だ。

逆にゲームする気がなければ、少々の引っ掛かりはあるものの600番台でもWEBは見えるし、カメラ撮影も
できる。問題ない。法人用、あるいはシニア層向けには生き残る余地がある。

次に買うスマホは700番以上にしようと思う。ちょうどモトローラの新製品情報がやってきたので次回書く。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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