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Windowsの各バージョン向けにFlash Playerを削除するパッチの提供が
開始された。
PC、周辺機器に関するニュースのまとめはこちら。
HTML5が策定される前、WEB画面は静的なものしか記述できず、動きのあるものを作ることは
非常に困難だった。せいぜいGIFでアニメーションする画像を作れる程度だった。
そこに登場したものが当時macromediaのFlash。WEB画面に埋め込んで、ゲームを提供したり
アンケート画面を提供することも可能だった。
VMwareでは管理コンソールをWindowsのアプリケーションとFlashで提供していた。Windowsアプリが
終了し、最近ではFlashも終了となったのかな。最後にはHTML5で実装された管理コンソールだけが
残るが、ちょっと前に使っていた時はFlash版よりも機能が少なくて困ったことが何度もあった。
まるでOSネイティブのアプリケーションのような細かい制御をWEB画面でできることから
非常に重宝された。
そんなFlashに目を付けたAdobeがmacromediaを買収。以後Adobeがずっと提供してきた。
一時はかなりのシェアを持ったFlashだったが、相次ぐ脆弱性を突く攻撃の前に
Flash離れがおき、HTML5策定の流れとなった。
そして役割を終えたFlashは静かに終わろうとしている。
このパッチはWindowsUpdateで提供されるが、Edge、IEにインストールされたプラグインである
Flash Playerを削除できるようになる。
来年以降はWindows UpdateによりFlashを自動的に削除する。これにより、
長年脆弱性対応で悩まされてきた企業のIT管理者は頭痛の種が1つなくなるわけだ。
Flashがなくなった後の世界はHTML5で完全に代替できているのか?
そこまで詳しくないのでよくわからないが、サイトのリニューアルで使い勝手が悪くなったと感じる
物があったら、それはおそらくFlashを辞めたためだろう。Flashなしで実装する準備はすでに
進んでいる。今も使っているところがあったら、管理者は急いで更新が必要だ。
静かに忍び寄る世代交代の波。次は何の技術が引退するのだろうか。
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