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映像系のケーブルというと古くはVGA,DVIから始まり、HDMI,DP、USB-Cと進化した。
古いディスプレイを使うと古い規格のインタフェースが付いている場合がある。今回はそのインタフェースを活用しようとしてはまった話。
周辺機器のまとめはこちら。
第3世代Core の頃はちょうどThunderboltが出たころで、インタフェースがミニDPでありここから映像出力が可能だったので同時3台接続がオンボードでできていた。本体のHDMIとミニDP2つで3台だ。このためには写真の白いケーブルのような、ミニDPをHDMIに変換するものが必要で、こういうのを購入して使っていた。


ミニDP/DP-HDMI変換ケーブル
時は流れて、すっかりミニDPは見なくなり、この白い変換ケーブルもお蔵入りしていたのだが、最近になって必要になったので探し出した。
以前買った3Kモバイルディスプレイのインタフェースが実は多彩で、ミニHDMI×2だけでなく、ミニDPもあることに気が付いた。
これを使えば3台のPCで共有できるなぁ。
大きさは13インチ程度なので大きくないが、今はDeskMini X600の主ディスプレイとして占有している。DeskMini X600はVGA含めて3つインタフェースがあるが、USB接続でさらに2つ追加している。といってもDeskMini X600を使うときは自作PCのJisaku8も使っているので5K解像度のディスプレイ含めほとんどのディスプレイはDeskMini X600からは使っていない。
逆にJisaku8で表示エリアが足りないとき、例えばWEBとEXCELをたくさん開いて作業するような場合はエリアが足りない場合がある。こういうときに3Kモバイルディスプレイにもウインドウを逃したい。だからJisaku8からHDMI切り替え機経由ででつないでいた。
3Kモバイルディスプレイについてはこちらの記事を参照。もう廃番のようなので買うことはできない。
Jisaku8にはRTX3060を載せている。DPx3とHDMIx1が出力可能だ。DPのうち1つをHDMIに変換して配線し、3Kモバイルディスプレイの手間でミニHDMIに変換していた。例えばこういう変換ケーブルだ。
これで問題なく見れていたが、いま使っているPCは主に3台あるので、1台が使えないかHDMI切り替え機が必要だ。
上述の通りDeskMini X600は専用のディスプレイとしているので、HDMIのコネクタは残る1個。
でもあれ、ミニDPがあるならこれをつなげばいいんじゃない?軽い気持ちで考えてやってみた。でも表示しない。壊れているのかな?
結論から言うと、今回の用途では一般的に売られているミニDP-HDMI変換ケーブルは使えない。
仕様をよく読むと書いてあると思うが、変換できる方向がミニDP→HDMI方向のみなのだ。
たとえばこれ。
商品としては何も問題ない。
仕様に書いてあるように、入力ソースはミニDP、出力はHDMIとなっている。逆方向は動作するか不明だ。
なぜ逆方向が動作しないのか?は、わからない。
似たような話で、USB-CをHDMIに変換するケーブルもあるが、これも逆方向はできない。変換処理の基板に必要な電源をUSBなら供給できるが、HDMIは供給できない。従い逆方向を使う場合は別途USBケーブルで電源を供給する必要がある。
たとえばこの商品。
この手の商品を使わない限り、HDMI出力をUSB-Cに変換できない。もっとも最近はその必要も少なくなったが。
理由が分かったので、HDMI→ミニDP変換ケーブルを探すがうまく見つからない。まあ需要は限りなくないもんな。
どうしようか考えて思いついたのは、もともとグラボのDPポートにつないで、HDMIに変換し、それをミニDPに変換しようとしていた。HDMIとの変換は不要なので、DP→ミニDPケーブルがあればいい。
これを購入してつないだら問題なく表示した。あっけない。
非常にニッチな問題なので困っている人の助けになれば幸いです。
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