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【冤罪事件続報】UKで冤罪事件 メーカへの賠償負担を求める声が上がる

 

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【冤罪事件続報】UKで冤罪事件 メーカへの賠償負担を求める声が上がる

ニュースで読んでひどい話と思った記事の続報。UKで発生した郵便局システムのバグにより有罪判決を受けた人々の冤罪が明らかになっている。
UKの世論ではシステムを作ったメーカへの賠償責任を求める声が高まっている。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。

  

この記事のポイント

  • 富士通がUKの郵便局会計システムに収めたホライズンが、不具合により3500人もの準郵便局長に冤罪が発生
  • UKの世論は富士通に責任分担を求めるようになりつつある
  • 真相はまだ調査中のようだが、富士通が対応を誤るとグローバル経営に影響が出てきそうだ

 

UKにおける冤罪事件の概要

前回の記事はこちら。

最近動きがあったようだ。ブルームバーグの記事を引用する。

富士通 UK 郵便局冤罪事件 2401

富士通 UK 郵便局冤罪事件 2401 出典:ブルームバーグ

多くのサブポストマスター(民間受託郵便局長)に窃盗の冤罪をかけた会計システム、ホライズン。数百人が収監、あるいは破産したという。
最近テレビドラマになったそうで、世論の高まりにより、政府が被害者に補償することを約束した。

2020年から公的な調査が始まっており、この結果でホライズンを設計、提供した富士通に対して責任が明確になる可能性がある。
UKのストライド雇用・年金担当大臣はラジオで富士通を名指しでコメントしている。引用する。

調査によって「富士通が多くの意図的ミスを犯し、そればなければ起きなかったであろうさまざまな問題を誘発したと判断されれば、それはかなり深刻な事態ということであり、非常に深刻な結果を招くことになるだろう」と語っていた。

富士通の広報は下記のような声明を出している。

「何が起こったか理解し、そこから学ぶために全面的に調査を支援している。サブポストマスターと家族の生活に及んだ計り知れない影響が、調査結果からあらためてうかがえる」

富士痛に対してUK政府の発注は停止状態だ。
今回の対応を誤れば、富士通に対する風評被害で、グローバル経営に影響を与えるだろう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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