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ファーウェイ製スマートウォッチ GT 3 SEが発表 11月18日から発売

 

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ファーウェイ製スマートウォッチ GT 3 SEが発表 11月18日から発売
 

中国の通信機器ベンダであるファーウェイから新しいスマートウォッチが登場。

  
  

この記事のポイント

  • ファーウェイ製スマートウォッチ、GT3 SEは重さ35.6gでバッテリーが2週間持つ
  • 1.43インチ有機ELでいろいろな情報を表示。もちろん文字盤のカスタマイズも可能
  • AndroidともiPhoneとも接続できる、アプリを用意
  • 100以上のワークアウトモードを準備

 

ファーウェイのスマートウォッチ

本日発表されたが、ファーウェイ製のスマートウォッチのラインナップにGT3 SEが追加された。
すでに海外では発売されており、日本でも発売となった。

ファーウェイといえば、以前はスマホやタブレットで日本の市場を設計したのだが、USのトランプ政権時代に5G世代の通信機器の寡占を憂慮した結果、USおよび資本主義の各国の市場から締め出された。
この結果、ファーウェイ製品では資本主義各国が作る半導体を買えなくなり、また主要なソフトウェアの利用もできなくなった。
主要なソフトウェアの代表がAndroid OSだ。このため、最近のファーウェイ製品はタブレットも出ているが、すべてAndroidではなく互換性のあるHarmony OSになっている。
OSが異なれば動かないアプリもあるだろう。そう考えるのが普通なので、ファーウェイ製のタブレットが売れていると聞いたことはない。

スマートウォッチについても同様に、Googleが提供するOSが使えないので、独自にHarmony OSを開発して搭載しているようだ。
こちらもアプリが心配といえば心配だが、スマートウォッチにどんなアプリを求めるかで決めればいい。最低限の健康管理や電話の着信、メッセージ通知はアプリなしで搭載されている。

情報漏洩などの心配もあるかもしれないが、数年前はみんな安いスマホにはファーウェイを使っていた。今更感がある。

特徴

では新しいスマートウォッチ、GT3 SEの特徴を見ていこう。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 特徴

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 特徴 出典:ファーウェイ 以下同じ

ここでは6つの特徴が挙げられている。

1 軽くてスタイリッシュなデザイン

この見た目。男性好みのビジネスカジュアルに似合う、グラファイトベースの色味。文字盤はいろいろ選べるが、この文字盤にすると、ダークスーツに似合いそうだ。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 重さ

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 重さ

しかもこのスマートウォッチ、ベルトを除くとわずか35.6gとアップルウォッチ8の41mmよりは重いが、45mmの38.8gよりも軽い。
大きさは46mm四方なのでアップルウォッチ8の45mmよりも大きい。
形は一般的な腕時計同様の丸型なので、他の時計と違和感なく使える。
ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 外観

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 外観

画面は円形だが、1.43インチの有機ELディスプレイだ。もちろんタッチに対応する。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 画面

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 画面

2 2週間持つバッテリ

GPSを使う状態でワークアウトしても2週間もバッテリが持つそうだ。アップルウォッチ6はWiFiもBluetoothも切って、やっと1日半持つかどうか。アップルウォッチ8では改善されているが2週間も持たない。このロングバッテリは驚異だ。ちなみに2週間の利用内容は下記の通り。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 睡眠記録 2週間バッテリライフ

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 睡眠記録 2週間バッテリライフ

3 多彩な文字盤デザイン

スマートウォッチのメリットとしてあげられることの1つに、文字盤を簡単に変えられることだ。
無料の文字盤がいくつかありさらに数十円~の有償ではあるが、イカシタ文字盤が多数ある。自分は音ついた感じのものが気に入っているので、変えなくていいけどね。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 画面

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 画面

4 科学的根拠に基づく100以上のワークアウト

一般的なランニング、水泳だけでなく、スキー、クライミング、トライアロン、サイクリングもある。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE ワークアウトモード

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE ワークアウトモード

5 睡眠監視

スマートウォッチで健康管理する場合の要素は、睡眠の時間管理や心拍数などがある。GT3 SEでも例外なく、これらの監視と管理ができる。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 健康管理

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 健康管理

なんと、寝言やいびきを記録してくれる機能があるようだ。よくスマホのアプリでいびきを記録するものがあると聞くが、これをスマートウォッチでやってくれるのはうれしい。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 睡眠記録

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 睡眠記録

6 Android/iOSで利用可能なアプリ 

Pixel WatchはGoogleが提供し、iOS用のアプリがないので接続できない。その逆にアップルウォッチはAndroid用のアプリがないので接続できない。
それぞれの陣営が囲い込むために相手のスマホを使えないようにしている。
昨年アップルウォッチ6を購入した際、iPhoneがないとセットアップできないと知り、慌ててiPhone SE2を購入した。

1年経った今でもSIMを入れず、自宅でアップルウォッチの母艦として使うことと、音楽プレイヤとしてBluetoothスピーカで音楽を流す。そのくらいの使い方だ。
本当困ったものだ。

その点、ファーウェイは第3者の立場なので、両OSに対応してアプリを提供している。その点は自分のようにAndroidユーザであるのにアップルウォッチを使いたいユーザにはいいだろう。
十分な数があるか不明だが、ファーウェイ製のスマートウォッチでもアプリを入れることができる。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE アプリ

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE アプリ

さらにスマホのアプリにより、吸い上げたデータを管理できる。例えば睡眠時間、心拍数の履歴だ。

その他の機能

アップルウォッチもPixel Watchもそうだが、スマホに着信した通話に応答し、話すことができる。メッセージを読んだり、簡易的に返信できる。
音楽データをダウンロードし、聞くことも可能だ。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE アプリ

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE アプリ

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 通話

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE 通話

面白そうな機能として。遭難に対する予防に使えそうなのがルートバック機能だ。山登りなどでGPSの記録を行い、万が一遭難しても来た道をたどって戻ることができる。
この機能は使えるワークアウトが限られているようだ。
これから冬山の登山をする人もいるだろう。助かる機能に思える。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE ルートバック機能

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE ルートバック機能

AIランニングコーチ機能は、アプリにライフスタイル、年齢などをインプットすることで、その人にあったプランを作成してくれる。
いつ、どのくらいの時間、どのように走ればよいか指示してくれる。試すといいだろう。

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE AIランニングコーチ機能

ファーウェイ スマートウォッチ GT3 SE AIランニングコーチ機能

5気圧、50mの水深に耐えらえるそうだ。

なさそうな機能

あれっと思ったのが、電子マネー。アップルウォッチもPixel Watchもやっていて、赤ちゃんを持つ若い女性が財布やスマホを出さなくても電車に乗れて助かると聞く。
Android Payを使えないので、実装できないのであろう。電子マネーが必須の人は選択肢から外すしかない。

SIMを内蔵していないので、緊急SOSのような機能は実装されていない。スマホへの着信の応答もBluetoothでイヤホンみなしでしているに過ぎない。

あとはベルトが切れたときに交換する部材が手に入るかどうか。腕時計を保護する、アップルウォッチのようなカバーが発売されるか。

この辺りが気になる。

使い心地

ファーウェイ様から発売前の商品を提供していただき、1週間使ってみた。次回は外観を書く。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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