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電気代、ガソリン代、小麦粉、食用油、ケーキにハンバーガーと値上げしないものが何もないのではないかと
思える昨今に救世主が現れる。
IIJmioがギガプランの値下げに踏み切る。
IIJmioについてのまとめはこちら。
IIJmioを提供するIIJは日本ではインタネットの黎明期から活躍する企業だ。近年はインタネット、モバイル通信だけでなく、データセンタ事業も手掛けているようで、ネットワークという社会インフラを支える企業になっている。
そのIIJmioが昨年から提供するプランがギガプランで、MNO4社の値下げ合戦によりMVNO各社も値下げするしかなくなった2021年春にIIJmioが打ち出したものだ。
音声通話ができる月2GBのデータ通信ができるプランで858円と当時は画期的な低価格を打ち出していた。
自分も当時の契約を早速これに替えている。ちなみにデータ専用プランだったので748円だ。
ギガプラン開始から1年。MNO各社の低価格プランは多くのMVNOを巻き込んで一気に価格低下になった。IIJmioはわりとうまく立ち回ることができ、ユーザ数が激減してサービス提供が困難、という状況ではないようだ。
むしろ、今回の発表からわかるように、値下げをしてさらにユーザを取り込んで大きくなるつもりのようだ。
IIJmioから4月1日より既存契約を含めてギガプランの値下げが発表された。eSIMは対象外。
値下げの理由は下記のように書かれている。
昨年4月に消費税を含めた総額表示が義務化されて以降、端数がつく価格表示が「分かりにくい」「覚えづらい」といったお客様のお声が多いことに応え、また品質およびコスト改善を重ねてきた結果を反映することで、より分かりやすくリーズナブルな価格に改定いたします。
元々端数があって分かりにくい金額だったが、経営が困るような状況なら値上げして対応するだろう。
それが逆に値下げして端数を切り捨てることができたのは経営努力なのだろう。
年末あたりから何もかも値上げが続く。電気、ガソリン、小麦粉、食用油、ハンバーガにケーキ。世界的に見たらインフレが続くので当然なのだが、日本の特殊事情でなぜか給料が上がらない。ここが問題なのだが値下げしてくれるのはIIJmioとAWSの利用料くらいだろうか。
MNP手数料の撤廃で端末の転売目的でMNPを繰り返すユーザが増えているようだ。
IIJmioの端末販売ページでも転売禁止のための対策について先日記述が追加された。
MNOは店舗で激安販売しているがMVNOはネットで販売するので目に付きやすい。全国各地から転売ヤーが参加するのだろう。回線契約を繰り返すとMVNO運営側のブラックリストに載って契約できなくなるケースがあるとも聞く。
MNP手数料無料は事業者間の移動ができるようにしてユーザが移動できなくなる障壁を取り除くためだった。それは結局新規契約ユーザのメリットとして見えており、もともとやろうとしていた長く使う既存ユーザへの還元が各社で見えない。
IIJmioはそんな中でも値下げという方法で既存ユーザへの還元をしてくれる。他のMVNOもみならってほしい。
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