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さあて、ソフトウェアをインストールして、使える状況にするか。
Dell Inspiron 7380のまとめはこちら。
各種アプリをインストールする。
マイクロソフトのオフィスはプレインストールだ。
他の日常的に使うアプリをJisaku6のドライブをマウントして、インストールする。
いつもならこうだ。
今回はレビューのオファーを頂いて、EaseUSのPCTranを使ってアプリケーションを移動する。
ちょうどWindows7終了で新たにPCを買った人も多いだろう。
参考になるかな。
EaseUS Todo PCTransは、アプリケーション、
データファイルだけでなくアカウント情報も移行できる、総合的なデータ移行ソフトだ。
通常のデータ移行作業では、アプリケーション、アカウント情報は移行できない。
とくにアプリケーションは単にコピーするだけでは起動しないので、
普通は新しいPCでインストールすることになる。
しかしその時、インストールしたディスクを探すとか、ライセンスコードを探すことになりがちだ。
自分はある時点からそういうものを一元管理しているが、その前のものは文字通り探し回ることになる。
使わなくなったソフトウェアなら諦めてしまうが、愛用しているソフトウェアならそうはいかない。
業務に使うソフトウェアなら、10年以上使い続けることもあるだろう。
(製造現場では今でもPC98のソフトウェアが動くところもあると聞く。WindowsXP終了どころではない)
コピー元は10年くらい使った旧東芝、現DynabookのR731という、古く重いPCだ。
CPUは初代Core i3が4GBメモリと共に載っている。
最近はちょっと作業をするとすぐ冷却ファンがずっと回り続ける状況だ。
このPCを持って旅行に行くことも少なくなったので、使う機会が減ったためずっと更新してこなかった。
さすがにCore iアーキテクチャ製品が第10世代になり、
もういいだろうと数年前から安くて性能の良さそうなPCを求めていた。
しかし、安さにつられて購入したタブレット製品はCPUがAtomであり、
性能面では期待に全く答えてくれなかった。残念だ。
このPCは最初はWindows7だったので、かなり古いソフトウェアが入っている。
特にプレインストールと言われる、頼んでもいないのに最初から入っているものだ。
それが希望するものならいいが、全く使わないソフトウェアであれば、単なるストレージの無駄でしかない。
そんなソフトウェアはすべておいていくのだが、有用なソフトは移行したい。うーん。
というときに、ちょうどこのデータ移行ソフトウェアを知った。ちょうどいい。
PCTransではデータ、アプリケーションの受け渡しにWiFiとメディア転送の2つの手段がある。
まずはインストール。ダウンロードして、すぐ終わる。
さて、始めるか。WiFiはうまく転送先を識別できなかったのでメディア転送で進めた。
ます転送元のPC(Dynabook)で、アプリとデータを選別する。
転送元のメーカ固有のツールは持っていっても使えない。
また転送元にはDVDドライブがあるが、新しいPCにはない。
そういうデバイスに関するアプリケーションも選別対象だ。
データの方は、とりあえずユーザーフォルダの下の一部を対象とした。
あと、ユーザアカウントに関する設定の転送もできるが、これはフリー版ではできない。
選別が終わりさあ実行と進めようとしたら、何かが上限を超えたらしい。
有償版でしか進めないので購入を勧められた。
フリー版は例えばアプリケーション5つとかそういう制限があるのだろうな。
(後でわかったが、容量が500MB以内だそうだ)
ここでEaseUS社様に頂いた有償のライセンスコードを入力して進めた。
転送用の圧縮ファイル作成にかかった時間は表示されたの目安の倍くらい。
30分の予定がちょうど1時間で終わった。
PCの能力もあるのであくまでも目安だろう。
できたファイルをUSBメモリで転送先(Inspiron)にコピーして、転送先でもPCTransをインストールして起動する。
今度はイメージファイルから復元を選択する。
あれ、ここでも容量オーバでフリー版ではだめとのこと。
先ほどと同じライセンスコードを投入。
今回いただいたライセンスコードは2台用のPROのようだ。
復元対象のアプリケーションを選択する。
UWPはおよそ入っているので自動で不要と判断された。
上に表示されている「既存22」というものだ。
他は検証が必要と出る。必要そうなソフトウェアを選択する。
復元はほんの数分で終わった。
終わると再起動を求められるので実行する。
インストールしてもバージョンや、環境の違いで動作しないものがあるかもしれない。
幾つかのアプリケーションはレジストリに書き込んだりと単なるコピーでは対応できないからだ。
ここからがデータ移行ソフトウェアの実力がわかる。
ここでは移行したソフトウェアのいくつかを確かめた。
かなり前のバージョンで、ハードウェアの付録だった。
これは問題なく移動できた。
これもハードウェア付属のツールで、スキャナの制御をする。
スキャナにはまだつないでいないが、設定画面は表示した。たぶん大丈夫だろう。
数年前に作者が開発をやめてしまった便利なフリーウェア。
.Net frameworkがないためにエラーとなった。
インストールを試みたが、できず。
この手のものは問題がありそうだ。残念。
インストールしなおせばできそうに思えるが。
ソニー製ビデオカメラを買ったときについていたビデオや写真の管理ソフトウェア。
問題なさそう。
もともとのHDDをSSDに換装して延命していたDynabook。
SSDは当時はまだ高くて、240GBのものを使っている。
このため、あまりデータファイルを置けないので、移動したファイルは少ない。
検証としては非常に少ないファイル数になる。
見たところ問題なさそうだ。
まあ、データ用ファイルは2台のPC間でコビーすることもできるので、あまり問題にはならないだろう。
どういう仕組みでやっているのかはわからないが、単にコピーするだけでは起動しない
アプリケーションの移動を支援してくれるPCTransは役に立つと思う。
アプリケーションのライセンスコードの再入力もないので、楽ちんだ。
楽ちんではあるが、今回の作業では有償のバージョンのPCTransで操作している。
ただ一回しかやらない移行作業に支払う人がいるかは疑問が残る。
制限事項はあるが、フリー版で移行することも可能だ。
容量の分割が必要なことと、アカウント情報は移行できないことに注意。
有償のバージョンには2種類あり、今回のように2台のPCだけで操作できるProと、
台数制限なしのTechnicianがある。
後者は企業のIT部門を想定しているのだろう。
価格は高いが、社員の仕事を止める時間を最短にしてデータ移行するには、安い買い物と思える。
まだ、Windows7終息対応をやっていない企業やSOHOの経営者、IT管理者に検討をお薦めしたい。
もうあまり時間がないから急いで。
次回は性能測定。
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