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JR東日本が元祖キャッシュレス、電子マネーのSuicaのロードマップを発表。昨今ではSuicaはもう終わりとも噂されていたが、今後も様々なバージョンアップをしていく予定だ。特にタッチしない改札と、訪日外国人対応は注目だ。
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発表資料は下のボタンの先にある。
ここではポイントを見ていく。ポイントは以下のもの。
電車に乗るといえば、汽車の頃から改札というものがあり無賃乗車を取り締まる手段になっている。電子化されても改札自体は残り、人から機会がチェックするようになった。
この常識をSuicaは変えるという。
絵からは位置情報やスマホとの通信により改札にタッチしなくても駅に入った、という判断をして、さらに降りた場所まで運賃を計算し、駅から出た位置情報をもって生産するのだろう。
閉店したらしいが、無人コンビニのamazon Goのように未来を感じさせてくれるソリューションだ。当然不正利用も多く出てきそうだが、その点は考えているのだろう。
キャッシュレス決済としては導入費用が高く最近では撤退する事業者も出ているSuica方式だが、広く普及しているメリットを生かしてQRコード決済などとは別の道を模索しているようだ。その一つが地域連携だ。
電車の運賃、買い物だけでなく、行政と連携して給付金の受領、観光地のクーポン付与といったサービスを考えているようだ。
前者は今までは銀行だけができていたサービスだ。法規制をクリアする必要があるが、銀行に行くことが面倒あるいは困難な地方では手軽に手元の電子マネーにチャージしてくれる方が、すぐに買い物に使えてよさそうだ。
他にも行政の申請、公共施設の利用証、オンライン診療、マイナカードとの連携も考えられているようだ。どこまで実現できるかはわからないが、先行きが明るいと感じる。
SUICAを発行する手間が面倒かつ日本語しか通じないという問題があり、訪日外国人の多くは駅の切符売り場で現金などで切符を買っているようだ。
日本人は切符を買うこともなくすいすい電車に乗れるのに。
大きな不満となっているようで、やっとSuicaが対応するようだ。
2025年3月からiPhone限定ではあるがWelcome Suica Mobileというサービスが開始され、海外でアプリのインストール、チャージができるようになり、入国したらそのまま改札を通って電車に乗ることができるようになる。
2026年からはJR東日本の新幹線や特急のチケットレスサービスを使えるようになる。最終的にはタッチしない改札も利用できるようになるそうだ。
夢物語も含まれているが、この2,3年先のものは技術的な裏付けがあるのだろう。タッチなしの改札は今後10年程度先になりそうだ。
東京エリアでは2025年春に訪日外国人向けのサービスの開始、2026年秋にはQRコード決済も利用できるようになりそうだ。
地方ではSuicaの利用エリアが広まり、Suica未導入のエリアでも見せることで改札を通過できるようになる。2年後の予定だ。
Suicaはまだ終わらない。そういうJR東日本の意気込みが見え隠れする。期待しよう。
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