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先日お知らせしたニュースの具体的な日程が決まったようだ。使用する半導体が不足したため、発行が制限されていた記名式のSuicaが9月1日から再開される。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
前回の記事は下を参照
Suicaはあの薄いカード内に半導体が入っており、改札やリーダと通信して決済している。使われる半導体はほかでは使われないようなものらしく、それ故生産がされず供給が足りなくて発行できなくなっていた。深刻な事態のため、新規発行はできず、子どもや紛失時の交換と定期券の場合のみ発行が続いた。
個人情報を紐づけたSUICAの発行再開が9月1日からになる。
JR東日本や首都圏の私鉄などでつくるPASMO協議会などは、SuicaとPASMOについて個人情報をひも付けた記名式のカードについては、来月1日から販売を再開すると発表しました。
世界的な半導体不足の影響でICチップの入手が困難になったとして、去年からカードの新規の発行を原則、停止していましたが、一定量の在庫が確保できたためです。
再開の理由は、前のニュースと同じだ。
SUICAには記名式、つまり定期券などなくしたときに残額を戻してもらえるため個人情報(住所、氏名、電話番号)を紐づけた記名式がある。また子供用には生年月日情報も入っているようだ。中学生になると子供料金は適用されなくなる。
一方でそういう情報のない無記名式がある。これは記念切手のように販売されたSUICAがそうだ。それから海外からの旅行者が購入するものもこれになる。
しかし海外からの旅行者に発行しないのは不便なので、今までは空港では販売していたそうだ。
また、去年8月以降、羽田空港や成田空港での販売に絞っていた短期滞在の訪日外国人向けのSuicaについても、東京駅や渋谷駅などでの販売を再開することになりました。
その一方で、無記名のカードについては、直近の在庫では不足が見込まれることから引き続き販売せず、再開の時期も未定だということです。
9月からは大きな駅では海外からの旅行者も購入できるようになるようだが、日本人が無記名式で購入することは当面ないようだ。
もしかしたら再開されぬまま、SUICAサービスが終了することもあるかもしれない。無記名式の需要は海外旅行者を除くとほぼないのだろう。
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