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NANDフラッシュメモリ大手であり国内に残る数少ない半導体メーカのキオクシアが、最先端半導体に7,200億円の投資をすると発表した。
協業するWDとともに投資額を賄い、最先端のNANDフラッシュメモリを作るようだ。
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キオクシアとWDは共同で運営しているキオクシアの四日市、北上工場で第8、第9世代のNANDフラッシュメモリを製造すると発表した。
日経によれば、四日市では月産6万枚、北上では月産2.5万枚だ。
国内の半導体産業の保護育成のため、両社が投資する7,200億円に対して、経産省が最大2,430億円を補助するそうだ。
近年需要が高まる、AI向けのサービス。これらを支えるAIプロセッサの需要は高く、NVidiaやAMDの株価は上がったままだ。
そしてAIプロセッサをスマホや車に載せる際に必要になるのがNANDフラッシュメモリだ。SSDにもなる。
AIの処理には大きなメモリ空間、ストレージが必要だ。より高密度なNANDフラッシュメモリに需要が向くのは間違いない。先回りしてキオクシア、WDは量産に乗り出すと宣言し、そんな最先端産業に対して政府が補助金を出すのだろう。
NANDフラッシュメモリの世界シェア1位はサムスンだ。サムスンの決算はよくなかったようだが、まだまだキオクシア、WD連合は及ばない。
一体経営を目指して合併を画策していたが昨年破談となった。
最近になって、合併に反対したハイニックスも交えて合併交渉を再開したと聞く。
サムスンに対抗する大きな連合になる可能性はあるが、烏合の衆になる可能性もある。この先の動向に注目だ。
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