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富士通クライアントコンピューティングより世界最軽量の
記録を塗り替えるPCが発表された。
PC、周辺機器についてのまとめはこちら。
同社より発表されたのは、LEFEBOOKシリーズの最軽量シリーズ、UHの最新機種だ。
13.3インチのモバイルシリーズの主戦場では、従来は1kg超の機種が多かったが、
NECが1kgを切る機種を出してからNECと富士通の戦いが続いている。
今回の発表では、重量は大幅に更新して、634gとなった。
1kg切りから見ると、6割だ。500g切りも夢ではないかもしれない。
76cmの落下試験、35kgfの一点加圧試験、200kgfの全面加圧試験にクリアしたボディ。
軽いけどヤワな筐体ではないところがいい。
この筐体の剛性と軽量化を両立するには、内部の部品の相当な見直しをしているはずだ。
不要な部品を無くし。必要な部品も軽量なものに置き換えていく。そういう地道な努力の成果だろう。
発表によれば、下記のような仕様だ。CPU、RAM、ストレージ量、どれをとってもモバイル用の
サブPCではなく、メインPCとして使えるスペックだ。
HDMI出力
有線LAN
マイク・ヘッドフォン兼用ミニジャック
UH-X/E3 | |
OS | Windows10 Pro |
CPU | Core i7-1165G7 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 1,920 x 1,080 13.3インチ IGZO |
LAN | 有線LAN:1Gbps 無線LAN:WiFi6対応 Bluetooth 5.0 |
インタフェース | USB 3.2 Gen2 Type-C(Display Alt mode, PD対応) x2 USB Gen1 Type-A x 2 |
バッテリ動作時間 | 11時間 |
サイズ、重量 | 307 x 197 x 15.5mm, 634g |
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NECPCの背後にはLenovoがいて、富士通クライアントコンピューティングの背後にも実はLenovoがいる。
どっちが勝ってもLenovo支配のPC勢力が広がるだけだ。
ただNECPCと富士通クライアントコンピューティングの間に人的交流も資本関係も何もないらしい。
Lenovoはローエンドに偏って全世界に出荷している。それを補完する形でNECPCの
事業を買ったのだろうか。そこから最軽量PCが生まれた。
NECPCの米沢工場ではいまやThinkPadの生産もしているそうだ。LenovoとNECPCの統合は
順調に進んでいるようだ。
一方で富士通クライアントコンピューティングはそれとは一線を画し、独自の路線で
進んでいるようだ。かつてはNECも富士通もグローバル向けのPCはほぼ皆無だったが
NECPCはLenovoのチャネルを使って最軽量PCをグローバル向けに出荷するという話しがあった。
今回の富士通クライアントコンピューティングも同様に、Lenovoチャネルでグローバルに
打って出るチャンスになるかもしれない。
最近ではすっかり勢いを無くした日本勢のPCだが、ここ数年、ハイエンドの最軽量PCの
元気が良くなった。この分野では世界を引っ張っていける存在であってほしい。
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