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皆が使っているコミュニケーションソフト、LINEで2024年11月に個人情報に関する問題があった。
この件について総務省が行政指導をしている。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。
以前あった事件はこちらで書いている。
今までの行政指導はLINEヤフー内の体制の問題で情報流出があったのだが、今回はユーザに見えるところで問題が発生した。
日経が伝えている。
LINEヤフーに行政指導 アルバム不具合 2503
問題となった不具合はアプリ上で写真を保存できるアルバム機能のサムネイル画像に、他の利用者がアルバム保存した写真が誤って表示されたもの。他人のアプリに誤表示された利用者は13万5千人に及んだ。
自分はLINEを使わないのでこの問題を覚えていないけど、他人に自分の写真が見えたとしたらいやだよなぁ。
総務省は詳細な原因分析報告を求めた。同社は2月に報告書を提出した。総務省によると、新たな画像処理システムに移行する過程で、一部画像が混在するトラブルがあった。総務省は開発者の理解不足やサービス提供開始前の不十分な検査が原因だったと結論づけた。
ソフトウェアが巨大になるにつれ、テストの量が膨大になり、テストから抜けることがある。そういう積み重ねがアプリケーションの抜けを作り、そしてサービス上の欠陥を作り出す。最終的にはニュースとなって多くの人が迷惑を受け、提供会社は総務省の行政指導を受ける。
総務省は、一連の不具合が電気通信事業法上の「通信の秘密の漏洩」にあたると判断して、行政指導で検査の強化や動作確認の徹底、全社的な開発ガイドラインの見直しなどを求めた。期限は設けないものの、進捗状況の報告も求めた。
LINEヤフーは28日に「行政指導を真摯に受け止め、再発・被害拡大防止策を徹底するとともに、安心してサービスを利用できるよう努めていく」とのコメントを出した。
提供会社は真摯に受け止め、再発防止をするという。
でもLINEヤフーは何回行政指導を受けたのだろう。本当に真摯に受けているのだろうか???
LINEは使う人が多く便利な面があるのに、こういう不祥事が多すぎだ。
OSSにして品質を高めるとか、テストを外部に委託するとか、やれることがあるのではないのかな。
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