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80年代のPCが復活するプロジェクトが数々生まれているが、MSXも復活する。
PC、周辺機器についてのまとめはこちら。
MSXとは1983年に当時アスキーの西氏が提唱し、マクロソフトが賛同して始まった、8ビットPC の共通規格だ。
当時の8ビットPCは各社ばらばらの企画で開発・販売され、そこで動くソフトウェアも各社のPC専用だった。
このためソフトウェア開発メーカの負担は大きく、今でいえばスイッチとPS5向けに並行開発するのと同じ状況だった。
一方で海外ではIBM PCの互換機ビジネスが盛り上がってきており、統一されたプラットフォームのメリットが認識されるようになってきていた。
そんな中で、主にゲーム用途の8ビットPCの共通規格として構想され、多数の8ビットPC脱落メーカが参加したものがMSXだった。
その後、MSX2、MSX2+が出た後、時代は16ビットになり静かに消えていった。
MSX発案者の西氏が始めたクラウドファンディングが立ち上がっている。主催は特定非営利活動法人IoTメディアラボラトリーとなっている。
目標金額は6,000万円弱。この記事を書いているときは、1,650万円程度集まっている。
29,999円の場合、リターンは基本モジュール+ソフトウェア+センサ+ゲームだ。
45,000円の場合、上記に加えLTE通信モジュールが加わる。
リターンは今の予定では23年7月以降に発送になっている。
IoTプラットフォームであるM5 StackをベースにしたMSX0 Stackには、MSX-DOS、MSX-BASICコンパイラ、MSX-Cやゲームが同梱される。
これにより、過去のゲームをプレイできる。うちにもあるがFDのものもプレイできるのかな。
X68000Zと同時期のゲーミングPCではあるが、ベースの仕様が違いすぎるので今の時代に合うだろうか。
スイッチやPS5をプレイするユーザ向けではなく、昔を知るユーザが懐かしむためのPCであるのは間違いない。
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