MVNO各社の値下げラッシュが始まった　QT、Biglobe、LinksMateをプラン紹介

 

ahamoから始まったMNOの値下げ競争の余波でMVNOは存続の危機に立たされている。
慌てて数社が値下げを発表したが、3月が近づいてさらに追加された。

   au系列のMVNO、BIGLOBEのまとめはこちら。

QTmobileの発表

九州電力系のQTmobileは料金プランの変更を発表した。3月1日より改定になる。

ドコモ回線のDタイプは音声とデータ通信のプランでデータ容量に応じて下記のようになる。

• 2GB 1,000円
• 3GB 1,400円
• 20GB 2,000円

この金額に対して九電まとめて割を適用できると100円引きになる。
データコースは下記の通り。3GBでは金額は変わっていないのでお得感はないが、大容量では半額以下に
なっている。

• 2GB 700円
• 6GB 1,300円
• 20GB 1,700円

詳細は下図参照。

Dタイプのユーザは自動で新料金に移行するが、au回線のAタイプ、ソフトバンク回線のSタイプは
今後検討とのこと。

BIGLOBEの発表

KDDI傘下のBIGLOBEからも値下げが発表されている。
音声とデータ通信のプランでは下記のようになる。

• 6GB 1,700円
• 3GB 1,200円
• 1GB 980円

なお、大容量は近日発表する様だ。

複雑なのは、BIGLOBEの場合いろいろ特典を行っているので、その特典が終了した時点で
新料金が適用になるそうだ。

ほかにエンタメフリー・オプションという対象の音楽、動画サービスのパケットをカウントしない
サービスがあるが値下げになる。

LinksMateの発表

ゲーマー向けで知られる移植のMVNOのLinksMateも値下げを発表している。

手数料の値下げも含めるとSIMカード5枚の場合にデータ容量20GBで1枚当たり612円になるそうだ。
5枚もいらないけど、こういうのもありかなぁ。1枚当たり400GBで612円か。
自分の場合はauのSIM以外に楽天モバイルとMVNOを3枚持っているが、楽天モバイルの料金プランが
確定したことでMVNOは1枚あれば十分だ。将来を考えると2枚あってもいいがあまりお金をかけたくはない。
あまり使わないスマホにも入れておき、たまに使うときに外で使いたいのだ。
この場合、1つの契約で複数のSIMをシェアできるとよい。LinksMateのこのプランはいいかもしれないが、
5枚入らないのだよなぁ。
今はmineoで2枚契約して、パケットをシェアしている。

それから他社同様に値下げだ。QTmobileと同じく同価格でパケット量を増やしている。

代表的なプランを紹介する。

• 音声+データ
  • 20GB 2,970円
  • 6GB 1,342円
  • 3GB 902円
  • 1GB 737円
• データ通信のみ
  • 20GB 2,618円
  • 6GB 990円
  • 3GB 550円
  • 1GB 418円

それからゲーマー向けと謳うサービスの方も改良している。

残るMVNOは？

まずIIJmioの動きは近日書く。
そして他に大手で沈黙しているのは、OCNmobileOneくらいか。でもここはあえて値下げするモチベーションは
ないようにも思える。
さて、近日ahamoの逆襲がありそうだが、MVNOは3月中に再値下げをするのだろうか。
そこまで体力がある会社は少ないだろう。楽天のような大盤振る舞いはなかなかできない。
MNO戦国時代はMVNOにも延焼中。