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デジタル庁の発表によれば、マイナンバーカードがAndroidスマホに搭載可能になる。5月11日開始。
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スマホ用電子証明書搭載サービスという、このサービス。
マイナンバーカードの保有者に対して、マイナンバーカードと同等の機能をスマホに電子証明書として搭載できる。
これによってマイナンバーカードを持ち歩かなくても、スマホだけでいろいろな申し込みや証明ができるようになる。
なお、4桁のパスワードをスマホの生体認証機能(指紋や顔認証)で代用できる。
まず利用できるサービスに何があるか?まだまだ発展途上のサービスなのでできることは少ない。利用できるものは下図の通りだ。
最近追加されたのだろう、子育て支援、引っ越し、薬剤・健診情報、母子健康手帳、予防接種がある。
今後の児童手当の申請や給付に関する手続き、コロナワクチンのような予防接種の履歴管理、投与された薬の履歴がマイナンバーカードでわかるようになる。
わかるといっても、マイナンバーカードに記録されるわけではなく、あくまでもマイナンバーカードは鍵でしかない。その情報は厳重に秘匿されたデータベースに記録され、マイナンバーカードや電子証明書を搭載したスマホがあってもシステムにアクセスしない限りは閲覧できない。
一方で民間が提供するサービスとの連携はこれからだ。
さらにコンビニにおける証明書の発行や健康保険証の機能がある。
これらは現時点でマイナンバーカードでは利用できるが、スマホでも使えるようになる。
マイナンバーカードを取得した人の不安は、落とすことと思う。
健康保険証にもなることで、持ち歩く機会が増えるだろう。そうなると落とす可能性も高くなる。
一方でスマホを持ち歩くことにも落とす、なくす危険があるが、そこにマイナンバーカードが載っていたとしても確率的には変わらないだろう。
スマホならなくした際に探す手段がいくつかある。マイナンバーカードにはそれがないので、利便性はスマホ搭載でかなり上がる。
マイナンバーカードを普段から持ち歩かなくてよくなれば、安心してそのサービスに使えるようになりそうだ。
今回の発表はAndroidスマホのみだ。スマホとしているので、アプリを追加できないガラホには適用されないだろう。
また、iPhoneなどiOSについても今回は除外されている。iOSはセキュリティがAndroidより厳しく、新しい仕組みをアップル以外が作りこむこともできない。オープンではない世界だ。(それ故、自分はアップル製品を敬遠している)
今回はその非オープン性が災し、日本でシェアの高いiOSのスマホに搭載する話になっていない。
政府はアップル社と協議を続けているようだが、ローカライズになるので対応は渋いだろう。
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